アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 (2014) ABOUT TIME 517本目
出演:
ティム役 ドーナル・グリーソン
メアリー 役 レイチェル・マクアダムス
ティムの父 役 ビル・ナイ
監督:
リチャード・カーティス
お勧め度★★★☆☆
タイムトラベルの映画が好き、とこのカフェでも何度もいってますが
もう、世の中にタイムトラベルの映画がありすぎて、もうネタは尽きた!と思うよね。
この設定、みんな大好きだから、だけど、新しい映画を作るには使い古され過ぎてしまった。
と、思っていたら、なかなか面白い角度でタイムトラベルを使う映画があった!
ティムが21歳の時、父親に「一族の男だけがタイムトラベルの能力があり、自分の過去に行ける」と教えられる。
この力を使って彼がやり遂げたい事。
それは彼女を作って幸せになること!
まず、「遺伝で男だけがタイムトラベルできる」というぶっ飛んだ設定。
この部分は本当に、もう、説明ナシ(いや、説明なんてできないけど)。
だけど、すんなり受け止めてみましょう。
そこで、ティムが自分の人生で何度もタイムトラベルを使って人生を修正していくのだけれど、やっぱりどうしても修正できないことがある。
その辺りの設定もユルユルなんだけれど、あまり深く考えずに見ましょう。
そうすると、
単純に幸せな気持になれる映画!
この映画が人気があるのがわかるなぁ。
SF映画のような設定や背景なんかを全然無視して、日常生活にタイムトラベルを自然に盛り込むという力技。
それが上手い事ドラマを盛り上げています。
タイムトラベルにありがちなタイムパラドックスや悲劇的なこともあんまり起こらず、でも、本当にこの映画で伝えたかったメインテーマはそこじゃないと、映画の後半で気が付きます。
それは父親がティムに教えてくれたタイムトラベルの正しい使い方。
言われてみれば当たり前のことなんだけれど、みんなが忘れていることを気が付かせてくれる
やっぱり映画の中で一番好きなシーンはここからだよね。
主役のティム役のドーナル・グリーソン。
最初、本当に冴えなさ過ぎてがっかりしちゃうのに、だんだんとカッコよくなっちゃうから不思議。
ヒロイン役のレイチェル・マクアダムス。
とにかくかわいい。
それしかない!
特に前髪
映画のなかで前髪のことを"Fringe"と言っていて、え?何のこと?となったけれど、英国では前髪のことを"Fringe"というそうです。
アメリカでは"Bang"なので、わかんなかったなー!
そして、この映画で最高に素敵なのが、やっぱり父親役のビル・ナイでしょう。
いったい何をやって生計を立てているんだろうと不思議な家族ですが、自由奔放でクールなお父さん役がぴったり。
全部わかっていて、人生を謳歌している感じが素敵。
この映画の最初の方でメアリーに出会うレストラン。
真っ暗な中で食事をするというなんとも奇妙な場所。
こちら、実際にある「Dans le noir LONDON」というレストラン!
本当に真っ暗な中で食事をするそうです。
フランスが本店のよう。
残念ながら日本にはないけれど、ロンドンに行ったら行ってみたい!
この映画、面白かったと共感する人がいたら教えてくださいな。
自分が過ごしている毎日について、考えさせられる映画です。
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