ロココの辛口映画レビューカフェ ドリュー・バリモア
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50回目のファースト・キス (2005) 50 FIRST DATES 507本目

恋人たちに贈る映画 50回目のファースト・キス (50 FIRST DATES)


出演:
ヘンリー・ロス役 アダム・サンドラー
ルーシー・ホイットモア役 ドリュー・バリモア

監督:
ピーター・シーガル
お勧め度★★★☆☆

バレンタインデーですね!
ご存知のとおり、アメリカでは女子が男子にチョコレートを贈るというわけではなく、大好きな人達にいろいろな贈り物をおくります。
そして基本的には男子が女子に贈り物したり、ディナーに誘ったりします。
私もアメリカにいる時はお花やディナーをプレゼントしてもらってました。
が、日本に帰ってきてからは女子が男子にチョコレートをあげる習慣なので、もっぱらあげる側
あ、でも、ホワイトデーに結構いい感じのお返しをいつももらっているので、この習慣もなかなか好きです。
今年は誰にもあげないし、誰からももらわないなぁと思ってたら!
なんとクール宅急便でチョコレートが届いた!
うれしい
今日はそんなバレンタインにピッタリの映画をご紹介!

ハワイの水族館で獣医をしているヘンリーは、女性観光客相手にワンナイトスタンドばかりしているプレイボーイ。
ところが、ある日、偶然カフェで出会ったルーシーに一目惚れ。
しかし彼女は事故の後遺症で一晩で記憶を失ってしまうのだった。
そんな彼女になんとかアタックをしかけるヘンリーだったが・・・。

この映画は2018年に日本でリメイクされているので、知っている人も多いと思いますが、こちらがオリジナルです。
当時は全米ナンバーワンの人気ラブコメだった!

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアのコンビで胸キュンしないはずがない!

主人公のヘンリー役、アダム・サンドラー。
375px-AdamSandlerHWoFFeb11.jpg
決してお世辞にもイケメンとは言えないけど、この映画で健気な姿を見ていると、なんだか応援したくなっちゃう。
でも、忘れないで!
映画の冒頭でありますが、彼は相当なプレイボーイだったんですよ!
何人もの女性と遊んでたんだから!
まあ、だからこそ、彼の変身ぶりにキュンときちゃう、というのもあります。
彼を忘れてしまう彼女の前で"Don't forget about me"というところ、カワイイです。
イケメンじゃないからこそ、あの手この手でルーシーの気を引こうとするところも面白い。

ルーシー役のドリュー・バリモア。
375px-DrewBarrymoreFeb09.jpg
彼女も決して他のハリウッドスターと比べたら、絶世の美女ってわけじゃないけれど、とにかくかわいい。
時々びっくりするくらい美人に見えて、これまたキュンとさせられちゃいます。
彼女だからできるカワイイ×美人×面白い!

初めてこの映画を見た時は本当にキュンキュンして、幸せな気持になったものですが、見返してみると、結末とかかなり速足な感じがあって、なんとも現実味がない話だなぁと思ってしまいました。
でも、まあ、結構こういうの、好きなんですけどね

どうしてこの映画をバレンタインデーに恋人と見て欲しいか、というと、記憶を失ってしまうルーシーにとって、ヘンリーとのキスはいつでもファーストキス。
この映画の名言といえば、

"Nothing beats a first kiss."

というルーシーの言葉。
これを聞いたら、またお互いの気持ちに正直に向き合えるんじゃないかな?と。
私の個人的な考えだけど、私は自分の気持ちが曖昧になったり、揺らいだりした時は、いつも出会ったころの2人を思い出すようにしてる。
思い出してまだときめきを感じられるようだったら、大丈夫って。
この映画で出会った頃の2人を思い出して、新鮮な気持でお互いを思いやることができるんじゃないかな?
まあ、でも基本的には男の人に対して、「もっと頑張って!」っていうメッセージなんだけどね

さて、この映画で説明されているルーシーの記憶がなくなっちゃう病気、ゴールドフィールド症候群ですが、この病気の名前は架空のものらしいです。
ただ、こういう記憶障害は本当にあるらしく、新たな情報を得ることが難しくなる記憶障害に「前方向性健忘」というのがあります。
ルーシーの記憶障害のために、家族は毎日いろんな努力を重ねている。
その姿もとても健気で愛を感じる

この映画の舞台は、みんな大好き、ハワイ!
ただ、もともとこの映画は舞台がシアトルで設定されていました。
これ、シアトルだったら、どんな感じだったんだろう・・・?
なんだか全然想像がつかないけれど、きっともっとハイセンスな恋愛物語になったかも?
ハワイという開放的な雰囲気の中、明るい2人が無邪気に笑っている姿がとってもいいけど、シアトルバージョンも見て見たかったかな?

そしてタイトルですが、原題は"50 First Dates"となっています。
でも、最初は"50 First kisses"と日本語のタイトルと一緒だった!
これはドリューバリモアの別の映画”Never Been Kissed”(25年目のキス)と混同するから変更された、と言われてますが、実際監督のピーター・シーガルが言うには、"kiss"という言葉がタイトルにあると男性にはウケが悪いというマーケティング調査によるものだそうです。
そうかなぁと思うけど・・・。
タイトルに関わらず、ラブコメってあんまり男の人は進んで観ないような気がする・・・。
だからこそ、恋人同士で女性から勧めてほしい!
だって、これは男の人にこそ、見て欲しい映画だもの。

ちなみに、二人が出会うハワイの素敵なカフェは残念ながら映画のために作られた場所なので、ハワイにはありません。
でも、こういう雰囲気のダイナーはありそうな気がするなぁ。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
まだ見たことがない人は、バレンタインデーに素敵な人と見てください!

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マイ・ベスト・フレンド (2016) MISS YOU ALREADY 444本目

親友と呼べる友がいるだけで幸せ マイ・ベスト・フレンド (MISS YOU ALREADY)

出演:
ミリー役  トニ・コレット
ジェス役 ドリュー・バリモア

監督:
キャサリン・ハードウィック
お勧め度★★★★☆

あなたに親友と呼べる人、いますか?
私は仲良しの友達が何人かいて、その人達を「親友」だと思ってはいるけれど、家族がいるといろいろと遠慮してしまって、今、突然電話して「今から来てよ!」とかそういう関係にある人は残念ながらいません。
自分自身も相手に遠慮してしまって、突然会いたくなっても我慢しちゃうし。
実際そんな風に友達から電話が来て、すぐに行けるか?っていうと、乳飲み子を連れては難しいかもしれない
だから、この映画を見ると良い時も悪い時も一緒にいれる、親友と呼べる友がいるということは、本当に幸せなんだと思う。

ミリーとジェスは小さいころからの親友。
あるときミリーは乳がんと診断される。
癌と戦うミリーと不妊治療と戦うジェス。
2人の友情の物語。

邦題がなんとも陳腐なので、同名映画がいくつもあるんじゃないかと心配しましたが
一応、映画データベースを検索したら、意外にも一つしかなかった!

なんとなくあらすじからもストーリーが読める気がしますが、

やっぱり泣いちゃうよね~!

感動しました。
本当に。
癌と戦うミリーの姿もカッコよかったし。
そしてそれを取り巻く人々やジェスも素敵だった。
でもやっぱり人間は弱い者。
きれいごとばかりでは済みません。
そういうリアル感もある。
あと、ミリーにはカワイイ子供が二人もいるんだけど、

子供が出てるとそれだけで泣いちゃうよね~!

私も産後すぐにちょっと具合が悪くなったことがあったんだけど、その時、小さなこの子を残して死ぬかもしれないと思った。
そしたら、「いやいや、絶対に死ねない、絶対に!」と初めて生きることに執着している自分に気が付いたよ。
死は誰にでも平等に訪れるものだけれど、今この子を残しては絶対に死ねない!そう思った。
だから、癌を患って、もしかしたら、子供を残して自分は死んでしまうかもしれないと思った、ミリーの気持ちがとても痛かった。

映画の途中で登場する"Before I die"の壁は、今や世界中でプロジェクトとして開催されていて、日本でも以前やっていたそうです。
このプロジェクトを始めたのはニューオリンズのキャンディー・チャン。
自分が死ぬまでにやりたい事、できるようになりたい事を壁に書いていきます。
(ホームページ)
現在日本の壁はプロジェクトが終了しているので、アーカイブとなっていますが、アメリカには今でも沢山の人が書いては消してを繰り返している現役の壁があります。
ここにミリーが書いた言葉。
まさにミリーが直面している死と対峙する言葉でした。

映画の中で重要な役割を果たす2人が好きな小説「嵐が丘」

確か、なんかの漫画でも嵐が丘好きの女子が出てきたなぁ。
色んな人に多大な影響を与えた名作。

ドリューバリモアと一緒に主演のミリー役トニ・コレット。
285px-Toni_Collette_(8968233309).jpg
知らない人だなぁと思ったら!
あの、私の大好きな「シックス・センス」で母親役を演じてた人!!
映画のラストの方の母親とコールのシーン、大好きです。
そんな彼女はドリュー・バリモアとは友人を介して知ってはいたけれど、撮影前まではそれほど親しい中ではなかったそう。
でも、この撮影を通して大の仲良しに!
とにかくかっこいいです。
年をとってもかっこいい!

この映画は脚本段階で、お涙ちょうだいシーンを極力カットしているため、題名とは反対に陳腐なシーンが少ないです。

それが余計に泣ける!

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
正直思ったよりずっと良かった!
2人が"Miss you already!"と言い合うシーンも素敵です。

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Author:ロココ
いらっしゃいませ。カフェへようこそ!
ここでは素人目線で映画について言いたい放題、アメリカから映画レビューをお届けしています。→日本に帰国しました!
基本はネタバレなし!ゆっくりしていってくださいね。
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