ガール・オン・ザ・トレイン (2016)THE GIRL ON THE TRAIN 398本目
出演:
レイチェル・ワトソン役 エミリー・ブラント
アナ・ワトソン役 レベッカ・ファーガソン
メガン・ヒップウェル役 ヘイリー・ベネット
トム・ワトソン役 ジャスティン・セロー
監督:
テイト・テイラー
お勧め度★★★★☆
飲みすぎて記憶をなくすってことはほとんどなかった私。
それでも数回は、どうやって家に帰ってきたんだろう?ってことがあった。
でも、完全に記憶をなくすってことはない。
「全然覚えてなくて」とか言っている人はきっとただ、「思い出したくない」だけだと思うの
飲みすぎるとひどい目にあうよ、っていう映画。
アルコール依存症のレイチェル。
結局それが原因で夫とも別れた。
夫は当時不倫していた女と再婚し、自分が住んでいた家に住んでいる。
毎日電車からその家を見ているレイチェル。
そこからは自分の理想の夫婦であるメガンの家も見える。
しかしある日、メガンが別の男と抱き合っているのを目撃して…!
序盤はとにかくレイチェルのクソッぷりが炸裂します
何が原因かは詳しくは語られないけれど、不妊治療に行きづまったからなのか、
夫の不倫に気がついたからなのか、または別の何かの理由かわからないけれど、
とにかくアルコール依存症のレイチェル。
分かれた夫に電話したり、家の近くに行ってみたり、勝手に家に入ってみたり、しまいには新しい妻との間に誕生した赤ちゃんを黙って連れだしてみたりと、やりたい放題。
なのに、「私は傷ついてるの」風を装う。
同情できない展開です。
でもこの状況、少しづつ変わってきます。
それは、お酒のせいで仕事もクビになり、自分が何をやったかまったく記憶がないというのに、
もしかしたら人を殺してしまったかも!と不安に。
いや~、まじでそこまで飲んじゃいかん!
ある意味自業自得ですが、記憶がないからすべての事に核心が持てず、
自分が容疑者として疑われているというのに、自ら事件にクビを突っ込んでいきます。
そして意外な事件の真相…!
この映画はベストセラー小説の映画化で、ずっと楽しみにしていたから、
この展開はかなり楽しめました。
かなり以前に見たのですが、レビューしてなかったっけ?と逆に驚いたくらい、最初に見たときの衝撃は結構あった。
「ゴーン・ガール」と似てるといわれたりもしますが、主人公のキャラもストリーも全然違います。
とにかく最初から最後まで鬱々としている。
レイチェルがお酒をやめない事にすごくイライラする!
お酒のビンを見られて(たぶん、相当に酒臭かったんだろうけど)ちょっと気まずい思いをしたので、
やめるのかと思いきや、お水のボトルに移して違和感なく外で飲むというツワモノ。
たしかアメリカの一部の地域では公共の場(外)でお酒飲むのは禁止で、舞台となっているニューヨークでも確か禁止だったので、
本当はダメなはず。
本当に、早くお酒やめなよ!
としか言いようがない。
だって、そもそもレイチェルがアルコール依存症じゃなければ、もしかしたら、こんな事件は起こらなかったかもしれないし。
キャストが豪華なことでも知られるこの映画。
主人公レイチェル役のエミリー・ブラント。
この人のこんなに薄汚い姿を見たのは始めて。
「プラダを着た悪魔」のアシスタント役だったというのにも驚きだけれど!
「オールユーニードイズキル」ではかっこいい女戦士を演じ、「イントゥザウッズ」ではすばらしい歌声を披露し、
そしてここ!
どれも同一人物とは思えない役者です。
この映画の撮影当時、実は妊娠していたとか、撮影終了時には5ヶ月になっていたそうです。
具合悪そうだったのは、演技なのか、本当だったのか…?
レイチェルのエックスのトム役はジャスティン・セロー。
これ!っていう映画も思いつかないけれど、よくある感じの人。
しかも役ではモテモテらしい。
どうしてそんなにモテるのか!
そんなにいい男かね~。
でも、実生活ではジェニファー・アニストンと結婚していましたので、(現在離婚済み)
きっと魅力的な人に違いない!
そしてトムの愛人であり、再婚相手のアナ役はレベッカ・ファーガソン。
ミッションインポッシブルの時よりちょっとやさしい感じ。
でもなにかクセのある女性。
そして待ってました!
メガン・ヒップウェル役 ヘイリー・ベネット
このなんともいえない色気。
好きです。
「ラブソングができるまで」でも奇妙な色気のアイドル役で目を釘付けにされました!
そしてばったり電車で再会したトムの元上司にリサ・クドロー。
あのフレンズで有名な彼女ですが、ちゃんとした大人の役です。
そしてこの映画では彼女に再会することがターニングポイントとなる大切な役です。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
時々時間軸が変わったり、幻想や妄想が入ったりするので、ちょっと分かりにくいところもありますが、
最後はちゃんと解決するので、この鬱々感を楽しんでみてください。
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