Criminal (2016) 336本目
出演:
Jericho Stewart役 Kevin Costner
Jill Pope役 Gal Gadot
Dr. Franks役 Tommy Lee Jones
Quaker Wells役 Gary Oldman
Jan Stroop役 Michael Pitt
Bill Pope役 Ryan Reynolds
Esteban Ruiza役 Amaury Nolasco
Warden役 Colin Salmon
監督:
Ariel Vromen
お勧め度★★★☆☆
この映画のトレイラーを見た時、主人公のおじいちゃんがケビン・コスナーとは気が付かず
だって、本当にケビン・コスナーらしくない、ガラの悪いおっちゃんなんだもん。
「ケビン・コスナーの出演する映画はロクな映画がない」という定説(誰が言いだした?!)。
今回は覆せるか?!
CIAの諜報員ビル。
ある大きなヤマを調査中、犯人に捕まって殺害されてしまう。
ビルが手にしていた秘密を探るべく、CIAはビルの脳を他人に移植するという方法を取ることに。
その移植先として選ばれたのが、極悪非道の死刑囚、ジェリコだった・・・!
実は私、知らなかったのです・・・
この映画、ライアン・レイノルズが出演している!!
いやあ、素敵。
でも、ライアンを目的にこの映画を見ると痛い目みますぜぃ!
だって、CIA諜報員ビル役なので、前半ちょこっとしか出演しません。
それでも、存在感あるよ~!
まあ、ある意味主人公なんですから。
しかし、「デッドプール (2016)」といい、「Self/less (2015)」といい、自分の体や脳をどうにかされちゃう役が多いのね、彼。
そういうわけで、ビルの脳の記憶を移植される凶悪犯、ジェリコ。
なぜ犯罪者じゃないといけなかったか、というと、普通の人でこの移植手術に同意してくれる人なんて、いないでしょ、ってことだろう。
人間扱いされていない
でも、もともと凶悪犯だから、CIAの思うようにはジェリコが動いてくれなくて、いろんな人が振り回されるという、ちょっとヤキモキしながらドキドキする映画です。
そして、ジェリコはなにがなんだかわからずに、知らない記憶が自分を支配していくので、その謎をなんとか解こうとするサスペンス要素が満載の映画。
この辺り、ストーリーは好きだなぁと思った。
でも、やっぱり細かいところで、もう少し説明が欲しかったし、ビル自体のことを全く知らない私たちにとっては、ジェリコの記憶だろうが、ビルの記憶だろうが、なかなか「あ、それね!」って感じで共鳴できないところが残念。
そして、CIAが全然ダメダメでジェリコに振り回されるっていうのも、笑えるけど、残念。
まあ、そうでないとドタバタできずに面白くないんだけど。
CIAが狙っている大きなヤマっていう悪役も、よくありがちな設定ではある。
ただし、最後にちょっとしたどんでん返しがあるのは、好き。
この映画、とにかく出演者が豪華です。
ケビン・コスナーはもちろんのこと、CIAのボスにゲイリー・オールドマン。
かっこいい!
この存在感はなんなんだ!
そして、脳の記憶を移植する研究の権威である医者のフランクス役にトミー・リー・ジョーンズ。
なんだか危うくて不安。
でも、それがまた良い。
とにかく平均年齢高っ!
主にこの60代前後の人達が思いっきり頑張ってます。
その他「アイ・オリジンズ (2014)」で有名なマイケル・ピットや美女、ガル・ギャドット、脇を固める「プリズンブレイク」のアマウリー・ノラスコや「リミットレス」のコリン・サーモン等。
「どこかで見たことあるよ!」っていう人が総出演していて、出演者を見てるだけでもお腹いっぱいのこの映画。
だからこそ、評価が厳しくなっちゃうのかもしれないけれど、巷の評価はイマイチ・・・やっぱりケビン・コスナー伝説を打ち砕くのは難しかったのか・・・!?
「記憶」という謎解きのネタとして面白くなるはずの要素が満載なのに、なんだかとってももったいなかった。
もう少し元ネタとなるビルの物語を観たかった・・・(あれ?それは単にライアンを見たいだけ・・・?)
それでも逃げ回るスピード感や今まで長い間牢獄に入っていたとは思えないフットワークの軽さで困難を乗り越えていくジェリコの様子はドキドキです。
そして、ところどころでビルと重なる部分があって、もしかしてケビン・コスナーとライアン・レイノルズってちょっと似てる!?と思わせるケビンの表情や仕草なんかも素晴らしい。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
現在のところ、日本公開日は未定ですが、2016年中には公開する予定らしいです。
まあ、ここまで大物揃いのサスペンスアクションだったら、やっぱり公開するよね。
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