ガンヒルの決斗 (1959) LAST TRAIN FROM GUN HILL505本目
出演:
マット・モーガン役 カーク・ダグラス
クレイグ・ベルデン役 アンソニー・クイン
リック・ベルデン役 アール・ホリマン
リンダ役 キャロリン・ジョーンズ
監督:
ジョン・スタージェス
お勧め度★★★☆☆
カーク・ダグラスが2月5日に亡くなりました
なんと、103歳だったそうな!
申し訳ないのですが、カーク・ダグラスといえば、私にとっては「マイケル・ダグラスのお父さん」という位置づけ。
いやいや、こんな名優をそんな扱いではいかん!ということで、彼の映画を見てみることに。
私、あんまり昔の映画は得意でないのよね。
なぜなら、セリフが聞き取りにくくて・・・。
英語の場合、単語が単純に今と違っているということもあるのだけれど、それ以上に聞き取りづらい。
日本語もそうなんだけれど、昔の映画の音声の質のせいなのか、役者の演技なのか?
それでもさすがに彼の映画は見てみないと!と思いました。
「スパルタカス」や「OK牧場の決斗」(ガッツ石松さんのアレはここから来てるの?)などが有名ですが、アマゾンプライムで配信されてなかったもので
おそらくパブリックドメインになっているから配信されていたのか、こちらの映画にしました。
2人のチンピラが森でネイティブアメリカンの女性を強姦し、死亡させた。
それは実は保安官の妻であった。
残された馬の鞍でその持ち主が保安官の昔の親友のものであるとわかった。
保安官は法の裁きを受けさせるため、犯人を捜しに向かうが・・・。
西部劇は特に苦手
なんといくか、面白くないという先入観が・・・。
でも、この映画、
意外になかなか面白かった!
先が気になって一気に見てしまいました。
94分という短さもいい。
しかも前置きもなにもなく、いきなりチンピラに襲われる衝撃的なストーリー展開となり、エンディングも余韻もなく終わり、94分みっちり楽しめます。
最初、とても綺麗な女性と男の子が馬車に乗っていて、
私は彼らは姉弟だと思ったよ!
そしたら、女性の方はカークダグラス演じるマット保安官の奥様でした。
当時、ネイティブアメリカンはいろいろな意味で特別な扱いを受けていたようで。
まあ、そういう時代背景を知らなくても楽しめます。
私の西部劇時代の知識は「Red Dead Redemption」だけです
それでも十分に楽しめたこの映画。
ゲームの中で見た西部の街並みそのもので逆になかなか興味深かったなぁ。
そういえば、ゲームの中でもしょっちゅう女性がチンピラに襲われてました
そして息子が逃げる時にチンピラの馬に乗って帰ってきたことで、その鞍の持ち主から犯人を割り出そうとします。
しかもその鞍は昔の親友のもの。
なかなか人間関係複雑にしていきますが、敵が親友という設定も西部劇ではよくある設定らしい。
しかも、ちょっと面白かったのが、復讐のために犯人を殺す、とかそういう展開ではありません。
主人公のマットは昔はワルだったようですが、今は保安官。
法を守る立場の人間。
だから、決闘とかをいきなり申し込んだりしません。
西部劇と言うとそういうイメージですが、ちょっと違う。
犯人を逮捕して裁判したいと言いだすんだもん。
そんなマットが素敵だったけど
だけど一人でワル達がいる町に乗り込んでいって、最初から絶対絶命です。
途中、「箱に入って逃げる」と言いだしたから、もしかしたら、ゴーンさんがこの映画を見てたのかなっておもっちゃったよ
こんな中、いったいどうやって生き延びるのか、ワクワクして観てました。
途中で登場するリンダという謎の女性。
どうやら元親友といろいろあるようで、彼女の動向も気になるし。
とてもシンプルで解り易いのに、エンターテイメント性を失っていない、なかなか面白い映画でした。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
私のように西部劇をあまり見ない人でも、なかなか楽しめる映画です!
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