イコライザー2 (2018) THE EQUALIZER 2 415本目
出演:
ロバート・マッコール役 デンゼル・ワシントン
デイブ・ヨーク役 ペドロ・パスカル
ブライアン・プラマー役 ビル・プルマン
スーザン・プラマー役 メリッサ・レオ
監督:
アントワーン・フークア
お勧め度★★★★★(as expected!)
タクシー運転手として生計をたてる元CIAのマッコール。
町の小さな事件を解決しながら静かに生きていた。
ある日旧友のスーザンが死んだ。
その死に疑問をもったマッコールは意外な犯人の正体を知る。
私、前作の「イコライザー」もかなり面白くって、大好きだったんだけれど、今回も
期待通りでした!
前回のレビューでも書きましたが、この映画、確かに名優がそろっていますけど、決して今をときめく俳優達が勢ぞろいしているって感じじゃない。
なのでなかなか集客が望めないかと思いきや!
本国ではなかなかの興行成績
でも、日本では…どうなんでしょう?
「キャー!デンゼル出てるから見に行こう!」っていう人はあまりいないかもね。
でも、本当に面白いです。
まず私が好きなマッコールのキャラ設定。
前作でオフィスデポ的な場所で働いていた彼ですが、残念ながら前作で職場でいろいろやっちゃったからか、転職していました。
タクシー運転手です。
タクシーといってもいわゆるウーバー的な(リフトというサービスです)運転手。
そこでもいろんな小さな事件があって、気持ちよい必殺仕事人ぶりを発揮してくれてます。
その小さなエピソードが最後までつながっていて、ストーリーの流れにも大満足!
もちろん突っ込みどころも満載ですが。
たとえば、お客様のお部屋の番号までなぜわかったか、とか、ギャング的な場所にいきなり突っ込んでいくのですが、報復とか心配じゃないのかなぁとか。
(きっとマッコールにビビッて報復とかしないのかもだけど)
あと、地理的なこともちょっと気になりました。
スーザンが住んでいるところがボストンで、マッコールが住んでいるところは確かボストンではなく、飛行機でスーザンに会いにいっていたはず…
ちょっと時間と距離の感覚がよくつかめませんでした。
まあ、そんなこはともかく、
とにかく最強!
でも強いだけじゃないんです。
私が好きなところはアメリカ人なのに紅茶好きなところ、腕っ節が強いだけでなく読書好きでインテリなところ。
“100 books you must read”的な読書をしている人好き。
紅茶のティーパックをきれいに紙に包んでいるニートな感じも好き。
お部屋もミニマリストな感じ
今回この映画でマッコールの過去が少しだけ明かされます。
亡き妻ビビアンのこと、過去の仕事のこと等々。
そのすべてのエピソードがしっくりきていて、心がジワーっとなります
もちろんアクションも健在。
まあ、びっくりするぐらい強いので安心してみていられます。
また、ちょっとした小道具を使って相手をやっつけたりするのも、冒険野郎マクガイバー(古い?)的で面白い!
さてさて、本作でマッコールが読んでいた本の中から気になる2冊をご紹介。
まずは「世界と僕のあいだに」(Between World and Me)
こちらはなかなか新しい小説でタナハシ・コーツが2015年に発表した作品です。
アメリカ社会での黒人の生き方について書かれています。
そして「失われた時を求めて」(In Search of Lost times)
読むべき100冊リストの中でマッコールが最後に選んだ本です。
この本、マッコールの昔の家にもあった!
どうやら亡くなった奥さんが読んでいた本のようです。
でもそういうところ、あまり説明はなく、「世界と僕のあいだに」とかも黒人の少年マイルズになぜすすめたのか、とか、この本の内容を知っていないとよくわからない。
そして「失われた時を求めて」がなぜマッコールの中で100冊目の本なのか、そしてその本が昔の家にあった理由とかも映像では出てきますが、特に語られません。
だからこそ、なんだろう?と思わせてくれるとも言えるケド…
その他にもところどころ、説明がなくて??となったとことがありました。
たとえばスーザンが亡くなった後、ベルリンで爆発事故があったのだけれど、そこの人間関係が私はちょっとわからなかった!
でも後々、爆発事故で死んだのがスーザンを襲った若者だと気がついたのだけれど、髪形とかちがったから最初ピンこなかった…!
おそらく真犯人も別に顔がでているから、わかる人にはすぐわかったんだろうなぁと思う。
私はぜんぜん顔を覚えていなかったので、ピンときませんでしたが。
犯人を隠して謎解きをする、という映画ではないので、そこは特に求めていないけれど、あまり有名俳優が出演していない理由はそのあたりであとから「あ、あの人って…!」と思わせるためだったのかな?
さて、今回も最強のマッコールを演じているデンゼル・ワシントン。
彼ってこういう役、多くない?
先日レビューした「ザ・ウォーカー」でもそうだし、「トレーニングデイ」でもそうだけど、最強役が多いよね。
なにか魅力的なこの人。
うちのBossが好きなのも納得です。
スーザン・プラマー役のメリッサ・レオ
この人はこの映画!というのが特に思いつきませんが、アカデミー賞にノミネートされたこともあるベテラン女優さんです。
私、スーザンのこのキャラクターが好き。
仕事バリバリやっているけど、夫とも仲良くやっていて、友達も大切にしてる。
素敵な女性です。
ブライアン・プラマー役のビル・プルマン
「インディペンデンスデイ」の大統領役で有名。
その他にもたくさん映画に出演しているけれど、どれって言われると…。
よくいるアメリカ人の感じです。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
なんとなく地味目なイメージのこの映画ですが、
最後の銃撃シーンなどはハラハラドキドキで見ごたえたっぷり!
とにかくデンゼルワシントンがはまり役で見ていて飽きません。
前作を見ていなくても十分楽しめますが、マッコールが好きだったら、ぜひ前作を見てください!
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