2014年 夏 アルザス方面訪問記 2日目 その4 - ロックス・オフな日常

2014年 夏 アルザス方面訪問記 2日目 その4

ランチ終わって 歩いて1分ぐらいのリエッシュへ
レストランから100mぐらい 先のリーフェルへは更に150mぐらいの中間にあります。

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リエッシュ(Rietsch)ですが フランス語だと「リッチュ」といった発音が、正しいようで 後々 他の造り手のところへ訪問した際 どこを周っていると尋ねられ つい日本語読みで 言ってしまい リエッシュだけ 通じず 生産者皆さんに正式な呼び名を矯正されました。w
(帰ってインポーターに確認したところ 日本マーケット的に呼びづらいので 少しアレンジしたんですよ~との事でした。 なので リエッシュと呼んでいきます。)


確かに言語を見れば そうですね。(^^




外看板と空
実に気持ちの良い空でした。






ど頭10分ぐらい 現当主 ジャン・ピエールさんが、接客中で 
妹さんが、対応してくれました。(翌日 彼女とは パトリック・メイエーの家で また 会いました。w)
 
で ジャン・ピエール・リエッシュさんが、合流。

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日本のマーケットや彼のワインが、どんな感じで売られているかなどを話しながら 盛り上がり
結果17種類の試飲へ


クレマン エクストラ・ブリュット 2012
ドサージュなし SO2無添加
蜜っぽく甘露飴的で熟成感あり、コクあり、そして余韻長い。 バラの香水のような香りが印象的。

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クレマン ブリュット  
ドサージュあり(0.9g/リッター) SO2 30ppm添加
この夏 うちでも売ってました。 フレッシュで柔らかい泡 林檎や洋梨のフレーヴァーが、広がり 塩味も感じます。 日本で飲んだ印象と変わらない。


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アントル・シアン・エ・ループ 2013
この直前のランチで飲んだばかりw 
あらためて頂いちゃいました。(^^

まろやかで クイクイ飲めるヴァン・ド・ソワフ。

ピノ・オーセロワのワイン ここでひとつエピソード ピノ・オーセロワは、シャルドネとグエのハイブリッドで 戦争時シャブリでお馴染みの街 オーセロワに苗を預かってもらっていた過去からついていいると教えてくれました。


アルザスで なんでピノ・オーセロワ?と思っていた人 スッキリしました?w











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サン・ドゥーテ 2013
ゾッツェンベルグのリースリング。 塩っぱく チーズ的なニュアンス リースリングらしからぬワインで 面白い。



















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カペル リースリング GCゾッツェンベルグ 2011

30ヶ月熟成という このワイン。 これも塩っぱい。 残糖あり やや揮発傾向 ワインとしてのインパクト強い。 スパイシーな料理に向くそう また 抜栓後 かなり保つと言ってました。



















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ラージェ・ド・ピエール ピノ・ノワール VV 2013
お父さんの80歳の記念で造ったワイン。 セミ・マセラシオンで造られたこのワインは、レッドベリー系の素直な味わいで キレイな酒質でした。

















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ゲヴュルツトラミネール マセレーション2013
スーズのようなフレーヴァーで 甘い香りと辛い味わいで差を感じるもの。
そして これまた 塩っぱい。 色合いは、オレンジ。



ゲヴュルツトラミネール マセレーション2013(何週間か経ったもの)
黒糖的なフレーヴァーが、出てきていました。 また 醤油の香りも。



ゲヴュルツトラミネール マセレーション アンフォラ 2013
自身の50歳の記念に造ったとのこと。 香りは閉じ気味だが 味わいは良い。 ライチとスパイシーな印象は、ゲヴュルツならでは。 アルコール度数は、高いようですが 飲みやすい。






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カン・ル・シャ・ネ・パ・ラ ピノ・グリ マセレーション 2013
見た目オレンジがかったロゼ。 2012年まではリースリングだったが 2013年以降は、ピノ・グリとのこと。
フレッシュでピチピチした味わい。 余韻辛い。 個人的に かなりツボなワインでした。


















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クー・ド・クー エデルツヴィッカー 2012
いかにも売れそうな香り味わい、リースリングの酸とゲヴュルツのアロマのキレイなワイン。



エデルツヴィッカーについて(ジャン・ピエール曰く)
元々 高貴なぶどうのブレンド リースリングとゲヴュルツですが いつの間にか安いワインの代名詞みたいになった。 本来のエデルツヴィッカーを造りたいと思いこのワインを造った。と言っていました。











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リースリング ゾッツェンベルグ ヴァンダンジュ・タルディヴ 2007

マンゴスチンに パイン 寒天っぽいらしい味わいに 桃の種まわりの酸のある貴腐っぽい甘口。
クラシックな造りです。

















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サヴァニャン・ローズ アイリゲンシュタイン 2011
揮発系ニュアンスを感じるジュラっぽいワインで アルザスのワインとは思えない。 
AOCが、取れているのが驚き。 
基本的に 自分用のワインだと言っていた。



エチケットは、左の絵。








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ブベリ (パリの新店レストラン ソヴァージュ用)
これは、珍品で ワインとは言えないかもしれない。 
ゲヴュルツとピノ・ノワールのマールを作っている最中の滓を抜き お湯で洗い ピノ・オーセロワのワインと混ぜたもの。
平たく言うと水増しワイン。

















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ミュルミュール ミュスカ 2013
春先~夏に飲むのが良い フレッシュでスッキリしたミュスカ。 アロマは、ありますが かなり辛かったです。




















ピノ・グリ ナチュール 2012
このワインが、日本に着いたものが マメだった事を伝えると開けてくれました。
乳酸の高いワインなので 還元じゃない?と聞かれましたが このワインは、状態が良かったので そうではないと答えると じゃあ 輸送荒れだ。と言われました。


ちなみに このワインを美味しく飲むにはデキャンタした方が良いと実際してくれた。
そうするとスッキリした味わいに変化。 デキャンタ後の方が、好みだ。 ヒントとしては 乳酸的な香りのあるワインは、デキャンタに入れ 振った方がいいよとのことでした。


シンジェリエ 2009
ヴァンダンジュ・タルディヴのピノ・グリ。 アルコール15%越だそうですが 甘くなく飲みやすい。
煎り胡麻のような香り あまりピノ・グリっぽく感じませんでした。 いかついワインです。w


以上

最後の最後で 1ブログ内 写真の容量オーバーになってしまいましたが 
ここで分けるとややこしいので
次の2日目その5は、写真中心のUPを ひとページ。

さて 総括ですが

とても実験的な醸造をしていました。
そして シュレールもそうですが 自分用に造っているものがチラホラ。
やはり びっくりしたのは 初めて飲むワイン(?) マールのカスをお湯で洗った液体でワインを割った 
今度パリで新装オープンするレストランの特注品。
こんな飲み物があるんだぁと盛り上がりました。

お味は、面白いが 美味しいかと聞かれると・・・ w
立ち位置的にはチューハイっぽい感じでしょうか。 
ソヴァージュというお店が、居酒屋的な店なら ありかもしれません。


ここのナチュール化は、結構最近で 最初日本に紹介された時に比べると
結構 変化してきているのではないかと。 
聞いてみると
試飲会で一緒になったパトリック・メイエーやピエール・フリックのワインを飲んで触発されたと言っていました。
また ワインの中のバクテリアが、地中のミネラル(塩っぱさ)をワインに戻すと語っていました。
これは、ナチュールの造りが、テロワールを表現するという話を想起させる内容でしたね。


ジャン・ピエール・リエッシュさんの印象ですが イケメンであることは、さておき 冗談好きな面白い人でした。
そして ワインを見ても お洒落な方なのではないかなと。 
センスの良いテイスティングルームでしたし。

途中から お父さんが、少し離れた所で 我々のやりとりを微笑みながら見守っていて いい雰囲気でした。



コメント

No title

現地に行ってクレマンの相撲取り風のラベルの理由を聞いてみたいです。

No title

MASAさん 聞いてくれば よかったですね。 すみません。
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プロフィール

rocksofffujisawa

Author:rocksofffujisawa
湘南 藤沢のワインショップ
ロックス・オフです。

藤沢駅徒歩8~9分 江ノ電石上駅から1分のところでやってます。

2007年6月にナチュラルワイン(自然派ワイン)広める為に独立。

所謂 普通のワインやナチュラルじゃないオーガニックワインも扱っており 広くワインの普及に努めています。

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