2010年07月 - ロックス・オフな日常

#9 ソシアンド・マレ訪問

マルゴーでのテイスティングが、終わり
個別に アポを取ったうち
一番最初に訪問を お願いをしていたシャトー・ソシアンド・マレへ 向かった。
 
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ここを訪ねるのは、初めてです。
 
 
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左岸の河沿いの畑を持つシャトーは、いいワインが多いが
ここも そうで 
ホント 良いワインを造っていると思います。

モンローズの近くなこともあり
ほぼ サンテステフのワインに近いワインで
クリュ・ブルジョワの筆頭シャトーと言われています。

まず ピアース・ブロスナンに似たお婿さんと挨拶後
創始者 ジャン・ゴートロー翁を紹介してもらった。

えっちら日本から持ってきた
鎌田醤油の出汁醤油やら
調味料や 日本のおつまみ的な盛り合わせを
プレゼントしたら とても喜んでくれた。

優しそうななお爺さんにも見えますが
マフィアの大ボスにも見えます。(笑)

一代で ここまでにした貫禄は、ありました。


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La Demoiselle de Sociando-Mallet 2009
Chateau Sociando-Mallet 2009

セラーでは プリムールの2種を頂きました。
セカンドのラ・ドモワゼルは、やや過熟気味な味わいで 酸度が、落ち着いた熟成しなさそうなスタイル。
グランヴァンの方は、2回りぐらい大柄で キレより ボリュームといった 熟した果実味が、熱く甘い印象。 セカンドに比べると骨格が、しっかりしているので それなりに熟成しそうです。
2003年みたいなワインなのかもしれない。
 

そして
2階のダイニングで
昼ごはんをご馳走になった。
 
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ここは、とても見晴らしが、良く
表のテラスでBBQしたら 最高だろうなぁと勝手に想像しておりました。
出されたワインは、
La Demoiselle de Sociando-Mallet 2006
Chateau Sociando-Mallet 1999
 
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ラ・ドモワゼルの2006年は、ミディアムフルなボディで バランスが、良く 液体として とても 滑らかで ピークです。って感じのワインでした。

1999年のソシアンド・マレは、初期熟成モードで頂上までもうちょっとといったワインで
ブラックベリーの香りが、強い若々しさと 鰹出汁のような収斂性を伴った
らしいワインで とても良かった。

99年は、メインの牛の煮込みと良く合っていた。
こういうワインは、間違いないですね。w


ちょうど近くに座ったシャトーとネゴシアンの仲介を仕事としている方々と少し話が出来たが
興味深い仕事だ。 色々な人が、ビジネスに絡んでいる。

ちなみに美空ひばりワインとなったクフランを用意したのは、彼だそうで
驚くべき本数を 日本に送ったと懐かしんでおられました。(笑)

長嶋茂雄ワインが、ドメーヌ・ド・シュヴァリエであった事を教えてあげると
ドメーヌ・ド・シュヴァリエをそういったワインに使うセレブ(有名人)に興味ありそうだったが
いかんせん ヨーロッパで 人気の無い野球の話では なかなか通じない感じだった。w
 
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和気藹々としたランチだったが
結構 スケジュール的にタイトな感じに この辺からなってきた。。。
次は、近所でもある
生まれ変わった衝撃のコス・デストゥールネルへ 急ぐ。。。
 
ご馳走様でした。
 
 

#8 シャトー・マルゴー訪問

昨日 NHKで ちょうどボルドーのプリムールのテイスティングのドキュメントやってましたね。w
 
ご覧になりましたか?
まさに あの会です。
 
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午前10時 5分前
シャトー・マルゴーに到着。
所謂 人気シャトーは、時間に うるさいそうで
遅刻など考えられない世界だそうです。

外からは、2度見た事あるが
中に入ったのは、初めて。

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沢山の人が、10時のアポで来ていたが
フランス語の人、英語の人で分けられたら
我々チームは、香港の中国人酒販業者と
もう一組の3組が、支配人ポール・ポンタリエの御曹司に案内された。
 
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ここで 日本人は、過去のお客さんであることに
初めて気付いた。

息子ポンタリエ氏は、明らかに中国人にゴマを擦っており
結構 あからさまで すごかったです。(笑)
 
 
 
 
 
(後日 メールくれました。 ナイスガイな感じでしたので 文面ほど悪い印象ではありません。あしからず。) 
 
 

 
テイスティング後
父ポンタリエが、颯爽と登場し 我々に語ったが
息子とは、違い 日本人に配慮したお言葉を頂戴した。
 
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日本人は、よくワインを理解し 
扱いもよく知っており 成熟したが
中国人には これから 教育が、必要だと全員に語っていた。
唯一ではあったが ちょっと嬉しかったネタであります。w
 
 
 
 
 

 
聞いたところによると
Ch Margauxは、現在 ネゴシアン(市場)が、ワインの価格を決めるのではなく
ワイナリーが、価格の主導権を握りたいと思っているそうで
新しい金持ちの ワインの価値基準が、出来ていない
無知なお客さんである中国人に
魅力を感じているのは とても理解出来た。
 
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シャトー・マルゴーは、醗酵槽など基本的な設備は、全然変えてないそうで
お金をかけていないのに ワインの価格だけは3倍も4倍も5倍も上がっております。
 
 
 
 
 
 
 
1万円ちょっとで買えた時代を知っていれば
中身のレベルが、上がった訳でもないのに 値段だけ どんどこ上げられては
ボッタくりに近く 相当 儲かってるなぁと思われてもしかたがないと思います。
実際 儲かってしょうがないようです。。。w
デフレの国の小売店には考えられない状況。。。


肝心のシャトー・マルゴーのワインですが
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 2009
シャトー・マルゴー 2009
パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 2009
の順で 3種の試飲でした。
 
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興味深かったのは
赤の2種は、
すでに美味しい状態で
ここから先 まだ 寝かせる必要が、あるのか?と思うワインだった。
あえて言うなら1軍であるシャトー・マルゴーは、
もうちょっと様子を見てもいいかなぁと
思うぐらいな感じでした。
 
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大変 美味しいし 
いい出来と思ったが
値段を ふと 想像したら 
微妙な心持になった。
(3年後に出てくる 
予想される日本での小売価格は、余裕で 5万を超えると思われます。) 
 
 
 

息子ポンタリエは、
1990年のエレガントさと 2005年の力強さの中間のワインであり
一つの完璧なスタイルのような感じの事を言っていた。

白は、濁っており
こんなパピヨン・ブランも いいなぁと思いながら頂きました。w
この時期ならではの状態でした。 
(勿論 瓶詰めする時にはキラキラ輝く透明度の高いワインに仕立て上げられますので ご安心を♪)
 
酸は、しっかりとしており 樽のニュアンスも品良くしっかりついており 
将来性もありそうだが
やはり 市場の価格は、高い。
1万ぐらいで売れたらいいのに~とツィートしたものです。w
 
しかし いい体験をさせてもらいました。
感謝 感謝です。
 
上記で 予想価格をちょろっと書きましたが
今週 来店したボルドーを扱っているインポーター某氏によると
どうも 2009年のボルドーの価格は、2005年の1.5倍あたりになるかもしれないとのこと。
シャトー・マルゴー 一軍は、10万ぐらいしちゃうんでしょうか?
ありえない。。。
リシュブール買った方が、いいかもね。(爆)
 
無知な中国人に買わせる気 満々。
 
その後
シャトー・デスミライユに戻り
残りをテイスティング後 
一路 北のシャトー・ソシアンド・マレへ
 
 
 
 
 

プロフィール

rocksofffujisawa

Author:rocksofffujisawa
湘南 藤沢のワインショップ
ロックス・オフです。

藤沢駅徒歩8~9分 江ノ電石上駅から1分のところでやってます。

2007年6月にナチュラルワイン(自然派ワイン)広める為に独立。

所謂 普通のワインやナチュラルじゃないオーガニックワインも扱っており 広くワインの普及に努めています。

ホームページ:
http://rocks-off.ocnk.net

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https://www.facebook.com/rocks.off.fujisawa/

instagram:
アカウント rocksoff_yasu

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