石川県は海の幸、山の幸、何を食べても美味しい! 有名な店は、星の数ほどあるが地元民が愛する店こそ、真の地元グルメと言えるのではないだろうか?
地元民に「県内の人なら知ってて、美味しくて、かつリーズナブルなオススメの店を教えてください!!」と聞いてみたところ、出てきた答えは『八幡(やはた)のすしべん』。「すしべんの “もつ煮” はマジで絶品なので食べてみてほしい。うどんとか、ラーメンもある」という。むむむ、コリャ一体何屋さんなのか? 気になったので実際に行ってみた!
・『八幡のすしべん』とは?
県内の大きな道を走っていると、必ずいくつか出会う赤い金太郎風味キャラの看板。これこそ『八幡のすしべん』だ! 石川県下に25店舗以上展開するお弁当屋さんのような食堂のようなお店である。
イートインなら丼物にラーメンにうどんが300~500円前後。各種量り売りのお惣菜もある! お惣菜はテイクアウトもでき、さらにカップ麺やペットボトルの飲み物、お菓子なんかも売っていたりする。
「何屋さん」と定義しづらいが、食堂として、弁当屋として、さらにコンビニのようにも使える便利なお店なのである。
・お惣菜をテイクアウトしてみた
メニューが豊富なので、何を食べるか迷ってしまうなぁ……。地元出身の人に聞いてみたところ、「すしべんの “もつ煮” が真にウマイ」とのこと。ということで、もつ煮などいくつかお惣菜をテイクアウトしてみた。
・もつ煮うめぇぇぇぇ!!
量り売りコーナーにあったもつ煮は100グラム236円というお買い得さ。ちょっと欲張って丼いっぱい398グラム入れて927円だ。これで3~4人分くらいだろう。
鼻孔をくすぐる甘い味噌の香り。さっそくパクっと食べてみると……ほぉほぉほぉ、これは!! 少ーし濃い目に味付けがされた味噌ベースのタレと絡み合うもつはトロットロに柔らかい。これはじっくり煮込まれた証(あかし)ではないだろうか?
そして、もつをまったりさと共にやってくるのは、ぷりっぷりのコンニャクの食感! まったりの後にこういう淡白な味わい、いいね!! 日本海風の強めの味わいは白ご飯との相性が最高だ。マジでご飯がススムくん! 白ご飯、おかわりお願いします!!
・わらじのような謎のエビ天
そして、もうひとつ気になるお惣菜を発見だ。それは謎のエビ天である。甘エビかよ!? とツッコミたくなるくらいの細いエビを芯に、ダンボールのようにペラっとした衣が張り付いているのだ。まるで、わらじのようであり、UFOのようであり、もしくはうちわ……。
見た目がちょっとなぁ……と思ったが、これを蕎麦やうどんに入れるとこれがイイ感じ!! なるほど、エビ天と天かすが一体化したハイブリッド型であったか。そのほか、100グラム162円のお惣菜も美味だった。
・地元で愛されるのも納得
どれも安くて美味しいので、学校や会社の近くにあったら毎日通ってしまいそう! 旅行中でもちょっと小腹が空いたときや、夜なら軽く飲むのにも適しているだろう。
『八幡のすしべん』はチェーン展開もしているし、コンビニのようでもあるのに雰囲気やメニューに、何か温かさがあった。地元密着型のお店ならではの雰囲気だ。加えて、安くてウマイ! 『8番らーめん』同様に、地元で愛されるのがよーくわかるお店である。
参考リンク:Yahata すしべん
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
▼『八幡のすしべん』!
▼この金太郎みたいなキャラが目印だ
▼お弁当、ラーメン、うどん……何でもあるぞ
▼お惣菜を買ってみた!
▼地元民にオススメされた “もつ煮”
▼もつ、柔らか~い!!
▼ぷりぷりコンニャクもたまりませんな
▼100グラム134円のお惣菜、安い!
▼謎のエビ天
▼これ、あったかい蕎麦やうどんに入れたら、美味しいやつですわ
▼いつか全メニューを制覇してみたいです……すしべん!