清原和博が監督って、マジかマジなのか
恒例のトライアウトとは別物。そこで監督を務めるとは、一体何のことなのかと気になってググったら.......
上によると、打順を決めたりするのが、主な仕事らしい。よう分からんが。
ともかく、なぜそのポストを清原に与えたのか。私は解せない。相応しい人物は他にもいたはずだ。おそらく、話題づくりの“お飾り”に利用されているだけなのだろうが、公共の電波を通じ『クスリはやっていない』と、彼は嘘をついた。少しでも信用をした全国の野球ファンおよび彼自身のファンを、大いに裏切った。野球界復帰は少なくとも、まだ時期尚早だ‥‥
しかし、記事をよく読むと、受験者に前DeNA・綾部翔の名があったりする。そうか、彼もオフに戦力外通告を‥‥。どうしたって、あの(不倫)騒動の影響を連想せずにはいられない。
ならいっそ、そうした騒動や不祥事を起こしたかつての“ワケアリ”たちを束ねる「清原総監督」という発想なら面白そう。一丸となって更生・再起をかけた野球チーム。これなら理にかなっている。野球界での清原の実績は申し分なく、むしろ監督として相応しい。野球でも【スクールウォーズ】のようなドラマを見たい。
◇強打者を補強しないと来年も勝てない
久々にファイターズの話だ。金子弌大と、ニック・マルティネスの残留が決まり(嬉しい誤算!)、上沢直之も来シーズンの頭からいけるとなれば、今季最多勝の有原航平と合わせ、これだけでもう「先発四本柱」。蓋を開けてみなければ分からないとはいえ、先のドラフトで前評判も上々な、左右の即戦力候補を指名。このうち何人かがモノになるとすると、投手陣は質量とも、なかなか豊富な気もしてくる。私の「錯覚」ではないなら。
ゆえに打者の補強を、今後は重点的に施してほしい。ポストシーズンにおいて、ソフトバンクの分厚い選手層を目の当たりにされたと思うが、ああいうチームに限って、さらに助っ人外国人も優秀なのだから、対戦相手からすれば本当にたまらない。
リーグ最少のチーム本塁打であるファイターズは「繋ぎの野球」で前半戦は善戦を繰り広げた。しかし、一たびそれがうまく回らなくなった後半戦以降、大幅に得点力は減少し、強力打線を持つ上位2球団には歯が立たなかった。
なにもホームランがすべてではないが、でも「繋ぐ」だけでは限界を知ったのも、また事実であり‥。一振りで試合を決められるホームランバッターも、できればあと1、2枚ほしい。補強ポイントは明白だ。外国人枠は現時点で2枠残されており、ここで野手を一名獲得するという情報もある。トレードも含めて、まだ大きな動きがありそうだ。
◇バーベイトの受難
前回綴ってから新たにチームを去ることが決まったのは、高浜祐仁(23)、高山優希(21)、森本龍弥(25)。そして、ジャスティン・ハンコック、ジョニー・バーベイトの名が......
両外国人投手はやむを得ないところ。春先に少し投げただけのハンコックにいたっては、どういった投手だったのかも、ほとんど記憶にない。
見るからに力強いボールを放っていたバーベイトも制球難。メンタル面のモロさもそうだし、なかでも致命的だったのは、クイックモーションのとき。脚の速い走者を出せば、ほぼフリーパスで盗塁を許してしまう。これで試合に勝つのは難しい。
ただ、ひとつだけ彼のフォローをするならば、4試合に登板した西武戦で防御率16.88と頭抜けて分が悪かったのに対し、パ・リーグ他4球団相手だと、トータル24回を投げて5自責点。防御率に換算すれば1.88(2勝1敗)と、決して悪い数字ではなかった。彼は運と巡りあわせが良くなかった。