7話でリタイアしたつもりが…結局最後まで見てしまいましたw
なんというか、大人の事情とやらに押し潰されてしまったんでしょうね…。
最終回の内容が、黒岩さんが本来描きたかったものなのかなぁ、なんて。
産婦人科という特定のジャンルに絞ったために
今までとは違う内容になっていて、別のドラマを見ているようだと
錯覚してしまうのも仕方はないですが。
全体的に「薬剤師」「看護師」「医師」の役割配分が効いていて、
最初からここの病院が舞台の話で良かったんじゃ?と個人的には思いました。
小さい病院だから少数精鋭=人手が足りない訳で、
みどり(石原さとみ)がまるで看護師かのように患者の自宅にまで押しかける
"お節介"設定も無理なく溶け込んでいたし、
薬の在庫がないから隣町まで代用薬をもらう事もある…という
タメになる情報も練りこまれていて、それなりに面白かったです。
ただ、最後の畳み掛け方はちょっと雑でしたね。
「ここで経験積んでから戻ってきます!」と言った数分後、しれっと総合病院におるし(笑)
いや、何年経ったんだよ!とツッコまずにはいられない。
それだったら、感動的な路線に走る本作らしく、
ラストは全員集結して「みんなでまた頑張っていこう」と鼓舞し合う流れの方が
綺麗に収まったかもしれませんよね。
瀬野(田中圭)が戻ってくるのも、もう引っ張り続けるから読めちゃったしなぁ…。
「薬剤師」という事で期待していましたが、
いざ蓋を開けてみたら、薬剤師がいないとこの病院は成り立たないみたいな内容に、
途中からはガン患者を取り扱う話ばかりの構成に…で、
斬新な題材でも結局"主人公を立てて""泣かせに走る"
量産型の医療ドラマになっちゃうんだと、
そんなむず痒さが一番に残る作品になってしまったのが残念です。
↓今までの感想はこちら↓