「あたしの居場所は、あたしが作る」
この時の菊比古(岡田将生)の表情がなんて清々しく印象的な締めでしょう。
岡田さんの変化を感じさせる演技もとても良かったのですが、
子供の頃に足をくじいた回想→足に焦点を当てたカット
といった演出を加えた事で、覚悟と成長がより一層感じられました。
また、前回に比べ、初太郎(山崎育三郎)との関係が、
菊比古にとってどんな存在になっていて、どんな影響を受けるのかも
じっくり描かれていたと思います。
性格や落語のスタイルの違いは勿論、
初太郎が今の自分であり続けようとするルーツや、女性の扱い方といった
さりげない対比の挿入のお陰で、「正反対の二人」にますます磨きがかかりました。
どちらにも共感出来て、応援したくなるキャラクターです。
今後の行方が気になります。
あと見惚れる所は…何と言っても、
菊比古とみよ吉(大政絢)の大人の恋愛のシーンですよね。
ここはもう、二人のキャスティングが本当に成功してます。
美形同士だから絵になる…っていうのもありますし、
下手したら下品になってしまいかねないのを、
ほんの少しの色気と初恋のような甘酸っぱさの良い塩梅で
岡田さんと大政さんが上手く演じてくださいました。
益々面白くなっています。
次回も楽しみです。
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