氷川神社とタイアップという事が驚きです。数年に一度訪れるお社で日本一長いとされる参道にはお団子屋さんや手焼きせんべい屋さんがありますが、神社とタイアップというお話は聞いた覚えがありません。どのようなご縁で実現したのでしょう。兎に角とても稀なことと思います。
埼玉県の銘菓と言うと、菓匠花見の白鷺宝(浦和)、亀屋の亀の最中(川越)、くらづくり本舗の福蔵(川越)、ふくさやの十万石まんじゅう(行田)、梅林堂のどら焼き(熊谷)、五家宝(熊谷)、いがまんじゅう(鴻巣)、堅焼きせんべい(草加)が有名です。
大宮界隈では、福呂屋さん(創業106年)以外は、かどやさん(創業90年)、伊勢屋さん(創業88年)、小林屋さん(創業60年位)、よね屋煎餅さん(創業59年)、氷川だんごさん(創業53年)、片岡食品さん(創業42年)など餅菓子が中心で、甘味よりかは食事代わりのものが古くから好まれて来たようです。
87年にシェシブヤさんが開店されているものの、いわば甘味の空白地帯だった大宮に、濃厚でリッチな味わいの氷川の杜YAKUMOさんが誕生したことは興味深く今後が楽しみです。
贈答には自分の為にはなかなか買わないけれど貰ったら嬉しいグレードのものが向いていると聞きます。こちらはそうかな。普段は節制していても、たまに脂質も糖質もカロリーも気にせず特別に美味しい物を頂く、ハレの日向きのお菓子です。個人的にはマドレーヌがオススメです。バターの濃厚な香りが鼻に抜けてお店の特徴が良く感じられます。サイズや味が分からない状態では贈答に使えませんしお店の特徴を知る上でも丁度良いと思います。
利用者からすると、ひとくちにサイズダウンしたお試し用焼き菓子セットがあると贈答前に味の確認が出来るのですが、難しいですかね。また、お店のロゴの八雲紋型サブレやバターサンドとか、さいたま市で生産が盛んな小松菜や米粉を使った地域性が感じられる商品があれば是非贈答に使いたいです。
実店舗は北大宮駅から徒歩約10分。氷川神社からお立ち寄りの場合は、楼門と手水舎の間の小道を進み橋を渡って右方向に西駐車場を通り抜けると裏参道通りに出られ、北大宮駅踏切への近道です。ネットより680~1000円程お安くなりますし美味しい製菓材料を多用した生ケーキもあります。お隣はくらづくりさんなので洋菓子和菓子の食べ比べも面白いと思います。