母乳を飲めない衰弱し脱水が出ている子猫や腎臓の機能が悪化し多尿の高齢猫に飲ませてあげると良いです。ただ栄養価が牛のミルクより高いため猫には要注意のマグネシウムの量も多く、若く元気な猫に与えていると尿路結石になりやすいため要注意です。こちらのレビューを見ていると若く元気な猫にも与えている飼い主がいて、大丈夫かなと心配しました。ワンちゃんは大丈夫です。猫は15歳を超えるとみんな、腎機能が低下し尿量が増えてきます。そのため食べていても痩せていったりします。オスは去勢手術の影響もあり尿道が少し狭くなりマグネシウムの多い美味しいおやつを与えていると結石が溜まりやすく治療後も尿路の炎症を繰り返し、腎機能が落ちるのもメス猫より早いです。16才や17才を超えると腎機能が更に低下し体内の解毒ができなくなり吐き気が酷くなりやがて食べたくても食べられなくなり、しかし腎機能不全のため全身の水分が尿とし出てしまい脱水が進み骨ばってきます。危険な状態になると足がもつれたり首が上がらなくなります。点滴通院は脱水を緩和し体内の毒素を出すのに有効です。しかし勘違いされている飼い主さんが多いですが栄養は点滴では入らないから飼い主さんが必ず強制給餌もしてあげないと愛猫ちゃんは助かりません。多尿になった猫ちゃんにはもう結石の心配はしなくて良いので、マグネシウムの量に配慮していない美味しいレトルト大丈夫ですが、必ず総合栄養食と書いているものを選んでください。ロイヤルカナンの介護食レトルトなどは高いだけで臭いがきつく吐き気が増す衰弱猫が多いから市販の美味しい総合栄養食で充分です。チュールにも総合栄養食が出ています。
強制給餌の栄養食に高栄養のヤギミルク粉をよく溶いて混ぜシリンジで日に4回から5回与えてあげると、足のふらつきや上がらない首が改善します。ただ壊れた腎臓は元には戻らないから点滴通院をしながら、飼い主さんの強制給餌が必要です。自力で少しずつ吐かずに食べられるようになればヤギミルクを足した強制給餌を日に2回に減らすと良いかなと思います。皆さんの高齢の愛猫ちゃん達も、危険な状態から回復し寿命の予定が伸びますように。