AndroidでXiaomiのスマホも持っているユーザーです。
オーディオが大好きで据え置きからヘッドホン、イヤホンまで数多く所有しています。
このクラスだと名機であろうBOSEのSoundLink Mini IIやソニーのSRS系は幾つも所有しています。どれもサイズ感がバグるレベルの解像感の高い音や重い低音を演出してくれますが、据え置き型オーディオの高音質には程遠く、またイヤホンほど手軽に音楽を楽しめるものではないという「帯に短し襷に長し」的な立ち位置で数多くあるBluetoothスピーカーは帯に寄るか襷に寄るかという状況にあります。
その中にあってこの界隈で力のあるソニーが出した答えがスピーカーを縦置きにして空間にアプローチするということ。
これが個人的にはBluetoothスピーカーの最適解だと思うのは、指向性スピーカーの最適な位置に座ってじっくりと視聴する据え置き型オーディオのようなその場に縛られる事なく、またイヤホンやヘッドホンのように耳を塞ぐ不快感から解放され、気軽に持ち運ぶ事により、どのような空間でも音楽を楽しめると言うことです。
その活路の中にあってソニーは数多くの製品を輩出しておりますが、その全ての要素を良い意味では踏襲しブラッシュアップしたのが本製品です。
まずデザインは個人の好みとして、ソニー製品に比肩する堅牢なビルドクオリティ。そして20Wのクラス的には大きなミッドウーファー、それによって動かせる2つのパッシブスピーカーによって増強された低音、足りなくなった高音を10W×2のツィーターの手当てし総合40W93dBという大音量を縦置き筐体から空間に放出することで、音が届く範囲なら指向性のないバランスの良い音を楽しめますし、肝心の音質に関してもハーマンのソフトウェアとBluetoothの高音質コーデック[LHDC]で補完しています。
加えてライティング機能も搭載と文句の付け所が無いですが、最大の特徴はこのクオリティで1万円アンダーという破壊的な低価格という事だと思います。
オーディオマニア視点から本製品にケチをつけるとするならミッドウーファーが単体になってしまった関係で比較して中音域が足りず、上と下が強いドンシャリ傾向[費用対効果を考えるベストな選択だと思います]なのですが、2個買い揃えると音のバランスが劇的に良くなります