ゲイシャがとても安価なので購入しました。 「ハンド・ピックをしていない」と説明にありましたが、欠点豆はほぼ無い状態、異物はゼロで、バラツキもなく届いた豆全体のクオリティは悪くありませんでした。 届いたロットのクロップは、１ハゼと２ハゼの境界が明確でなく、ぼんやりしていると焙煎が進んでしまうので、少し敏感になって音を聞く必要がありました。 ２ハゼから先が早い印象もありました。（２ハゼが始まると、そこからの進捗が早い、という意味です） 個人的な感想としては、ハイから若干シティ寄りでバランスがとれたカップになるとおもいました。 ●焙煎は、径150mm、深さ100mmの手鍋、ガスコンロでしています。手焙煎です。 1度にだいたい100g程度を目安にしています。この鍋では150gあたりまでイケますが、豆の量が増えると 作業がムズカシクなります。 火力、１ハゼまでは中火の弱火、1ハゼが終わったあたりで弱火のやや強火にすると焙煎度合いの微調整が 容易になります。 揺すりは、鍋内の豆が全体に動く程度で、激しく揺ってはいませんが焙煎終了までは動かす必要があります。 焼きあがったらザルに移してぐるぐる廻して冷やしています。特に風を送って冷やしてはいませんので、余 熱による焙煎進捗を考慮して火から降ろすようにしています。 ザルを廻しながら時々ザル中の豆を手で握り、熱さを感じなくなったらキャニスターに移しています。 ●鍋焙煎のコツは、焙煎を始めて豆色から緑が消えたあたりに、豆から外れて浮いてきたシルバー・スキン を息を吹きかけて飛ばすことです。飛ばすときには鍋をガスコンロから外してシンクの中でしています。こ の飛ばし行程をとると後処理がだいぶ楽になります。