プレゼントは相手が自分の為に考えてくれた時間が一番のプレゼントである。
そしてプレゼントする方も同様に相手の事を考える時間や、渡した時のリアクションを想像する楽しみがある。
私はプレゼントを選ぶのが好きだし得意だ。
会社の送別会でもいつも選ぶのは私。
独断で決められる程社内では厚い信頼と確かな実績がある。
そんな私がプレゼント選びに心がける事が2点ある。
・自分では買わないけどあれば嬉しい物
・意外性
この鼻毛カッターという商品はその2つを兼ね備えている。
実はすでに鼻毛カッターは妻へ3年前の誕生日にプレゼントしている。
それでも今回2回目の鼻毛カッターをプレゼントする事にした。
なぜなら3年使用した事でモーターがヘタり、刃の回転スピードが低下しているからだ。
ある日、低下したスピードではカットしきれず、私の鼻毛がカッターの回転部に巻き込み事故を起こした。強制的に抜かれるという無駄毛界隈では痛み部門で一番タブーとされる鼻毛でそれは起きた。
想像してほしい。突然刺すような痛みと共に回転が止まる。あとは壮絶な痛みを覚悟で引き抜くか、絡まったまま生活するしか選択肢がない絶望感を。
究極の選択の苦悩を間近で目にしていた妻はひどく怯え、それ以来使っていない事を私は知っている。
そう、半年もだ。
今思うと半年もの間どうしていたかはわからない。
一度子供の運動会中に指摘した時は手で抜こうとしたが失敗し、とりあえず収納していた所までは確認している。
妻はこんなにも細かく観察し、配慮して選んでくれた事をプレゼントを通して知ることになる。
壮大な伏線回収となるが、語らずともこの物語が見える事こそが冒頭で説いたお互いハッピーになれるプレゼントの醍醐味だ。
センス、金額、ブランドであげるプレゼントは自己満だ。そんなもんは家でやってろ
真に喜ばれるプレゼントはプロセスをあげると言う事だ。
早く渡して妻の喜ぶ顔が見たい。
尚、ショップへの改善要望としてはかわいいラッピングと、誕生日以外にも結婚や出産祝いにも幅広く使えるように○○おめでとうなどのメッセージカード対応をしてもらいたい。
さすがに裸で渡すのは失礼だし、ラッピングを開ける時のお互いワクワクする空間は一興だ。