日高見で有名な宮城県石巻市の平考酒造さんが、涌谷町産の酒造好適米「蔵の花」を使って醸された純米大吟醸です。
新酒は開封直後の発砲感が強く、舌先から舌全体に刺激が広がります。22yは21yに比べてスッキリとした口当たりとなっており、より瑞々しく、飲みやすさに磨きが掛かっているように感じました。
温度が上がるにつれて米の旨味もしっかりと感じられ、飲みやすいながらも流行りの果実感のある日本酒というよりも、しっかりとした米の旨味を感じられるお酒だと思います。昨年同様、少し寝かせた後は燗につけても美味しいのではないでしょうか。
お魚に合う日本酒を作られる平考酒造さんの純米大吟醸ですが、魚はもちろん油が強めの肉料理やチーズなどと合わせても、相性がとても良いです。私は主に食中酒として楽しんでいます。
2本セットで檜の枡まで付いて、実質負担2,000円は大変お得。まずは新酒のフレッシュ感を楽しみ、秋に届く秋上がりでしっかりとした旨味を冷酒だけでなく燗にもつけて楽しむ…。そんな楽しみ方のできる美味しいお酒だと思います。