前日に満充電にしておいたバッテリーで試しました。実は数日前にバッテリーが上がってしまったので大掛かりな電源装置を用いて充電してしまいました。車を動かせないと困るのでやむを得ない処置でした。このため実際の使用記とは若干異なります。バッテリーは55B24Lで一般的なものですが使用開始から10年目です。
内蔵の電圧計は精度的には良くありませんが、実用レベルの誤差範囲で特に問題ありません。1枚目の写真のようにデジタルテスターで14.67Vを示している時点で、2枚目の写真では14.8Vを示していました。2枚目の写真はパルス充電モードを示していますが液晶画面に「MANU」の表示が出ています。通常動作中にMaintenannceボタンを長押しするとモード移行します。一応一通りの機能チェックをしただけで評価しておきます。max8Aの大容量であるのに、小型で持ち運びやすく使いやすいので★5つにしました。
【3/26 追記】
満充電の約2週間後にバッテリー電圧を測定すると12.46Vまで低下していました。最低目標としては12.60V以上を目指していたので不満足な結果となりました。そこでいよいよ本格的にパルス充電によるバッテリー修復作業に移ることにしました。パルス充電によるバッテリー補修はかなり長い時間を要する作業です。しかし本機はパルス充電が1時間(実測で1時間と3分ほど)で終了する仕様なので本格的な補修はできそうにありません。そこでバッテリーを取り外し、室内で作業をすることになりました。パルス充電が終了すると充電器が出力遮断されますのでその都度、1時間ごとにパルスモードに切り替えるのです。パルス充電の総回数は29回で延べ30時間超に及びました。そこまでは必要なかったと思うのですが念のためにやってみたのです。パルス充電中の端子電圧は最初の頃14.69v程度でしたが最終的には14.73V程度まで上昇しました。CCAチェッカーがないので詳細は分かりませんが雰囲気的にはかなり改善されました。車に装着して翌日に端子電圧を測ると12.85Vを維持していて良好な充電状態となりました。補修前では翌日計測で12.61V程度でしたから大進歩と言えます。ここまで来るとパルス充電が1時間で終了するのは残念な仕様です。