数年前に買ったMichibaの家庭用精米機「匠味米」（５合）への買い足しです。家族の人数が増えて、５合だと足りないので大容量のを探してこちらにしました。２台並べて同じお米を精米した感想を書きます。 結論としては、精米回数が増えるもののMichibaに味、手間ともに軍牌が上がります。 １。精米後のお米の温度は象印のほうは熱い、に近く、お米の変質が大きいだろうと思われます。象印のほうは精米中～米糠がローストチキンのような香りで正直びっくりしました。Michibaはいわゆる米糠の甘い香り、お米屋さんの香りです。 ２。象印１０合を精米する１１分の間にMichibaは４回転（＝２０合）。 最初は、Michibaは仕上がりが早いからお米が熱を持つかしらと思いきや、Michibaのほうが低温仕上げ。米割れは無し。 ３。分解、掃除の手間：Michibaは部品数が少ない、解体しやすい（精米時に出し入れするカゴを出すだけ）、部品が込み入っていないので洗いやすい乾きやすい。象印はその反対で部品数も多ければブラシがけ、掃除機がけ、組み立て面倒。内部の残米多量。 ４。精米中はMichibaは５合ごとに糠を捨てるのと、カゴの形状上、粉がこぼれやすいので移し替えには慎重になる。象印は糠／米ボックスが持ちやすく粉がこぼれることは少なく、移し替えはらく。この点だけが、象印が勝っている印象。 ５。象印のサイズ感はMichibaの２倍以上。これだけ大きいと置き場所を選びます。 ６。精米の段階を象印は細かく設定できるダイヤル式ですが、面倒で私は設定を変えないだろうし、精米レベルより精米温度のほうが大事だと思うので、象印のこれは心に響きませんでした。 象印のホームベーカリには大満足だっただけに、この精米機はかなり落胆しました。 総じて言えば、家で精米したてのご飯を食べる、という目的で精米機を買う人も多いと思うので、糠がローストチキン並みにこんがりしてしまう温度帯での精米はありえないかな、と思いました。 また、私個人の家事との併用については、象印の１１分（白米１０合分）はほかの家事をするには短すぎて、結局精米が終わるまでその場に張り付いていたので時短にはなりませんでした。