オメガのアンティーク手巻き懐中時計を長年愛用しておりましたが、数年に一度のオーバーホールのたびに万単位のお金が飛んでゆき……
結局、現代の電池式時計の方がコスパ良いんじゃない? と気付きまして。
私が懐中時計に求めていた条件「蓋つき」「ローマ数字」「針デザインが凝っている」のうち、1つ目と2つ目はオメガ購入時には妥協したので
その3つを兼ね備えつつ、今現在欲しいと思っていた「アンティークゴールド」という色合いまでピッタリのこの商品を見つけた時は震えました(笑)。
それでもあまりのお安さにしばらく躊躇っていましたが、ついに購入。
以下、評価をまとめてみました。
◆高評価ポイント
レビューを読んで気掛かりだった「風防がガラスじゃない」「ケースの表裏が分かりにくい」が改良されている点。
改良後に購入できてラッキーでした♪
(旧タイプを買われた方には気の毒な気もしますが。)
◆好みとは違ったところ
ホワイトの文字盤は角度によっては蓋裏を反射してグレーに見えるほど光沢があり、数字もシルバーでキラキラしているのでアンティークっぽさはありません。
新しい高級腕時計を思わせる文字盤です。
ゆえにクラシカルな針デザインが浮いて見える気も……。
文字盤はもっとレトロ風味な方が私好みでした。
◆要改善ポイント
ボウ(=紐やチェーンを通す輪っか部分)と竜頭の造りの甘さ。
触るとカチャカチャ音が鳴るのがどうしても安っぽく感じてしまいます。
そしてボウは自立せず前か後ろに倒れてしまう為、蓋を閉じる際に前へ倒れてきて挟まってしまう事がたびたびあります。
開く時も閉じる時もボウの向きに気を遣うようになり、歩きながら時間を確認するのが億劫に感じるようになってしまいました。
アンティーク時計のように、指で動かしてやっと動く程度の固さなら使いやすいのですが。
そもそもここが可動式である必要性もあまり感じられませんし、固くするのが無理であればいっそ固定式でも良いのでは?
使い勝手向上の為にもうひと頑張り、期待したいところです。
◇
余談ですが、蓋つき懐中時計時計を長持ちさせるコツは、蓋を閉じる際に「パチン♪」とやらずに竜頭を押して爪を下げてから静かに閉じる事、だそう。
分かってはいてもついつい「パチン♪」とやってしまいます。気持ちいいので(笑)。
アンティーク時計の代わりにしばらく使ってみようと思います。