端的に言えば、昭和30年代の少年院での物語。 近年の漫画では、この類の漫画はどちらかというとリアル路線でバッドエンド的な物が多い感もあるが、この漫画は劣悪な環境の中でも一縷の希望があるのが救い。
戦後間もない時代が背景であるので、なじみにくい方も多いかもしれませんが、絵のタッチも時代背景にあっているので読みだすとぐんぐんと引き込まれる漫画。
アニメ化もされているので、先にサブスクなどでどんなストーリーなのをか先に垣間見てもいいかもしれない。
ただ、ネックは22巻と比較的長編化している点と、令和4年からすれば比較的時間の洗礼を受けているのにもかかわらず、フルコンプするのには中古でも結構高いということでしょうか?
ただ、そういったコスト面の事を抜きにしてもヒューマンドラマ好きは読んでみても損はない名作の一つだと思います。