小学館系の90年代初頭から先の青年誌はトレンディ・ドラマブームをなぞってか、当時はおしゃれなラブコメものが多く、そんな中で北崎拓氏・きたがわ翔氏・山田玲司あたりの作品は高校時代によく読んでいた記憶があります。 ただ、近年になりふと思い返してみると、ミレニアムを超えたあたりから山田玲司氏以外の作品はめっきりと見なくなったので、皆さんどうしているのだろうと無性に気になり始めました。 そんな中、北崎拓氏の最新のシリーズを発見し、なんだかうれしくなってワンコインで購入できる分はクピドシリーズは全部購入してみました。 「このＳを、見よ！」はスティグマもので、90年代からすると随分と絵柄が変わってしまっていますが、内容はエロよりでも悪くはないです。 シリーズによって、女性をひきつけるトリガーは異なってきて、そのトリガーも異世界転生物の様に理由は明確にはされてませんが、陳腐なはーてむ物で終始しないのは好感が持てます。 20年近く前の作品でも、巻によっては結構高いものもあるので、クピドシリーズのフルコンプは難しい感じはしますが、エロ系のラブコメがお好きな方は一読する価値は十分にあるかと思います。