私が仙台に赴任していた時代に、宮城のお米と言ったら「ササニシキ」でした。
かつては、「コシヒカリ」と「ササニシキ」はライバルで、僅かの差で第2位のお米。
その「ササニシキ」も1993年の冷害で収穫量を落としてしまい、冷害に強いコシヒカリ系の「ひとめぼれ」へと移行して、宮城県の平野部の90%の20万ヘクタールから3千ヘクタールへ減り、現在の日本のお米の作付け面積も、1位の「コシヒカリ」が34%に対して「ササニシキ」が0.4%の幻のお米になってしまいました。
ササニシキの特徴は、粘り気が少なく上品なお味!
「コシヒカリ」やコシヒカリ系の「ひとめぼれ」が、モチ米が入っているモチモチで甘いお米に対して、純粋なうるち米で毎日食べて飽きないお米、高級寿司店の御用達で、日本食のおかずの味を引き立てることで、生産量が少なくなった今でも継続され、高級料理店でも根強い人気を誇っています( ´艸`)