内蔵フィンの効果により、タービンへ流れ込む空気の流れがよくなり、過給の立ち上がりがよくなったと感じます。
直接的にレスポンスアップしたのではなく、あくまで吸入空気の流れがよくなり、アクセルオンの初期にタービンの負荷が減った結果というように感じます。
特に軽負荷時のからスムーズなエンジン回転の上がり方に変化を感じました。
このことから街乗りなどでの軽快な感じが得られるようになると思います。
過給圧が十分上がる高回転域では顕著な改善は感じられませんでした。
付属のシリコンチューブで取り付けた場合、エンジン側の振動やアクセルのオン・オフによるエンジンの反動がかなりダイレクトにエアクリーナー側に伝わってしまいます。
ノーマルのエアクリーナーはボディーへのマウントもゴムブッシュを介して取り付けてあるので、それなりに振動を吸収しますが、アイドリング時などでもノーマルのサクションパイプに比べ、かなり振動が伝わっています。
そこで、エンジン振動伝達の軽減案としてタービン側は付属のシリコンチューブで取り付け、ノーマルエアクリーナー側は、ノーマルのサクションパイプの蛇腹部分を流用して取り付けてみました。
ノーマルのサクションパイプは蛇腹部分以外のパイプ外側にリブがあるので、金属ベルトで締め付ける部分はカッターでリブを削り取っています。
ノーマルのサクションパイプほどではありませんが、蛇腹部分を流用したことにより、エンジン側の振動がノーマルエアクリーナーへ伝わりにくくなり、経年による振動起因のトラブルを軽減できるのではと思います。
メーカーさんへの要望としては、内蔵フィンの薄肉化とパイプの軽量化でしょうか。
内蔵フィンの肉厚はパイプと同じくらいあり、吸入気流の流速が速くなるほど気流の乱れが出やすくなるように思います。
また私が試したように、ノーマルのサクションパイプを加工して取り付ける提案とそれに適合した商品の設定(長さの短いタイプのサクションパイプ)があるとさらに良いのではないかと思います。
ノーマルの蛇腹部分の気流の乱れより、内蔵フィンの整流効果のほうが大きいのではないかと思います。