普通に髭をそるなら、五枚刃が安全かつ簡単で剃り味もそれなりです。ただ、それないので何度も剃ることになりかえってひりひりするのが難点。この一枚刃髭剃りは伝統的なスタイルで、自分の父親も昔使っていたかなあと思い出すスタイルのものです。刃のあてかたですが、ホルダーの角度に合わせてあてると流血が結構ひどくなります。ホルダーの角度よりも少し鋭角に、つまり、刃がより斜めになるように薄く剃ること、力を加えず、梃子の原理で重みで剃ること、しっかり石鹸なりでしめらせること、が大切で、それなりに集中力が必要な道具ですが、慣れてくると、五枚刃でごしごしやるよりはるかに肌に負担は少なくよくそれます。尚、流血しても刃が鋭いのですぐに血はとまります(笑)。いまどきやや逆行した製品といわれればそれまでですが、いいものはよいので、錆びる和包丁のようなものと同様に、良い髭剃りとして今後も一定の需要はあると思われます。