店頭で見かけることはほとんど無い特級の『シミ抜き』溶剤です。
ダウンジャケットの襟や袖口の『汚れ落とし』として、また衣類の『シミ抜き』として使用しています。
『リグロイン』と『ベンジン』は同義語として使われてる石油系の溶剤で、『ベンジン』は石油から精製される揮発性の高い液体です。
『ベンジン』のうち揮発性が比較的低いものが『リグロイン』で、試薬として売られているものですが、『シミ抜き』を目的として使われる方がたくさんいらっしゃいます。
『リグロイン』は『ベンジン』の一種ですが、『油性シミ抜き剤』として便利なのは『リグロイン』です。
一般的に油性の『シミ抜き』には『ベンジン』を使用しますが、『ベンジン』は急激に蒸発するので上手に使わないと輪ジミを作ってしまう可能性があります。
『リグロイン』は揮発性が低く、『ベンジン』より蒸発がゆっくりなので輪ジミができにくく、生地を傷めにくい特徴もあります。
着物の『シミ抜き』に使われることが多いのはこういった理由によるものです。
『リグロイン』は『ベンジン』と同様に引火性が強いので、『火気厳禁』です。神経毒性があるので、使用する際は必ず十分な換気を行ってください。
油性の『シミ抜き』にはとても便利な商品です。