とにかく、桐ゆえの軽さが本当にありがたい。狭い室内で、この大きさがかんたんに運べる嬉しさ!引き出しも三方桐でした。
たっぷり入ります。一抽斗に紬や単衣がスルスルとタトウ紙ごと8枚入って、余裕。これもありがたい。抽斗を受ける中板がない作りなので、その分深さが目一杯出せている。これが、商品写真にあった側板の溝の秘密かあ、と感心しました。
予想外は、底板が通し板でないこと。側面と中央の3箇所に板が渡されていて、底面から見ると、引き出しが見えます。昔の桐箪笥って、誂の箪笥を載せる木枠があったけど、そういう作りなのかなあ。商品説明に、底についても書いてあるとわかりやすくていいのになと思いました。
また「きれいな節のない」とありましたが天板手前に節付近の木目の乱れがありました。気にしないので構いません。それから、若干匂いがありますが、暫く経つと消えます。
総合的には、この金額で送料込みでここまでの作りは、やはり日本ならではかもしれないと思います。案外、昔からの箪笥づくりの知恵も活かされている気がしました。林業者や職人さんへのお礼も含めて、星4つです。