ゴジラがイタリアのコロシアムの中で寝ている絵はかってなく、シュールで面白い。しかし、その姿態はアメリカ仕様で日本のゴジラとは違っている。どうしても画面上違和感がある正体はこれだ。特典を見ると、監督はじめ制作者たちは意図的で、ゴジラを進化させたい形で変えているらしい。モスラも全然違うし。
一方のキング・コングも、1933年の登場以来何作も(日本でも)作られている。アメリカ人にとっては、永遠のヒーローなのだろう。この映画では(前作に引き続いて)地球の地下空洞(?)に住んでいる設定になっている。そこは翼竜が飛ぶ恐竜の世界でもあった。その地下の映像はCGを駆使してビジュアルには圧倒されるが、それだけ。