寡聞にして作者のお名前も存じませんでした。
どういうルートだったのか、iPad上に現れたこの表紙絵に、目が釘付けに。
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槇村さとるの【ディスコ・ベイビー】(別冊マーガレット誌掲載時)の、あのカラーの扉絵の再来か?
一世を風靡したロシアン デュオ【タトゥー】(←平成生まれには分かるまい)のアルバムジャケットか?
ーーーって言う、美麗かつナイフの如くシャープ&セクシーな、登場人物のイラストです。
特に女子のほう。ガーターベルトで吊ったストッキングの辺りの描写にはシャッポを脱ぐというものです。
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購入前にケンサクしましたが、作者が当方の一歳下である事位しか分からない。それがますます期待の高まりを助長したようです。
最初の数ページで、表紙絵との落差に落胆。
そりゃそうだーーー表紙絵には かける時間もエネルギーも桁違いでしょ誰だって。何とか最終ページまでは読もうと決めて、一巻 付き合わせて頂きましたが…。
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主要人物は歯まで丁寧に描き込んであるというのに、その他はあまり興味がないらしい。画面の大部分は何を描いた物か理解ができず、眼 というか脳みそが疲労感を訴えます。三次元空間も歪んでいるし…少年誌の漫画って、今の少年誌の漫画って、みんなこうなの?
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いつだったか、さいとうたかを氏が生前、
「漫画における画力とは、デッサン力でなくコマ運び」
と仰っていたと聞いて、膝を打ったものです。でもデッサン力はないけどコマ運びは上手いーーーっていう人もちょっと思い浮かばないなあ。