この巻は番吾で秦の大敗が決定した巻です
漫画としての派手さは少ない気がしますが、
実はこの巻はかなり重要なターニングポイントとなる巻です
1秦軍は負けたが、王箭は死ななかったこと
2この2連敗により、政がより強硬策に出ること
3桓騎と王箭が抜けたことにより李信が最前線に出ること
この3つは全て実史です
秦国がこの時代に中華統一を成し遂げた最大要因は、
単純に他6国より圧倒的に強かったからです
ですが、歴史は面白く、
この2連敗により、より、統一が早まった可能性すらあります
もし、1度も負けることなく連勝し続けて、の
統一だった場合、他国の連座、連盟、共闘を受け入れて
むしろ統一が遅くなった可能性もあるからです
秦は、この連敗の次の年に韓を滅ぼしてます
これが可能だったのは、漫画に描いてあるとおり、
戸籍を見直し、作り、全ての成人男性を趙兵したからです
半年で20万人を練兵したらしいです
そして、政の台詞
「6国を滅ぼさんとする血の王だ
俺は外からも内からも暴君のそしりを受ける
覚悟がある」
これこそ、皆さんが知っている「始皇帝」です
むしろココからなのかな?って
案外、若い頃は清廉潔白だったとか
そんな歴史書もあるくらい
信憑性薄いような気もしますが
ココからなのかな?って
原マジックに改めて驚いておりますw
歴史に関係ないところでは、壁と糸凌が生きてて良かった
時代考証的にほぼ有り得ない話ではありますがw
でもこの漫画では必要なシーンかな、と
キタリと壁、倉央と糸凌
ちゃんと子供作って
最終回に登場しててほしいなって
個人的思って応援してます