ネットで調べたら一番上のおすすめに出てくる参考書。おそらくどの通販サイトでも一番レビュー評価が高い。それを信じて購入したが、いざ実際に使ってみて「これは読者を理解させる気があるのか?」不親切に感じるページを多数発見。
例えば第1章の消防関係法令のとあるページ。過去問題文には「改正後の規定に適合させなければならない」とあるが、解説ページにはこれを「従前の規定が適合されない」とわざと回りくどい言い方に変えており、「適合させる?させない?」と読者を混乱させようとしているのか。他にも解説ページには記載のない事項を問題に出したり、これは問題を作る側の姿勢として如何なものかと首を傾げるような内容。
過去問題が実際の試験に出る問題と瓜二つなのが本書の一番のウリというのなら、先述した「言い換え」をするメリットは一つもない。試験に受かる為に本書に頼る者を、逆に混乱させ落とそうという魂胆なのか。