著者の烏賀陽弘道氏は、2011年の東日本大震災からずっと福島に寄り添っています。東京電力にも、東京電力で働いていた人、当時の官僚、そして当時の総理大臣菅直人氏にも取材しているフリージャーナリストです。私の実家が漁師の家でったので、今回の処理水排出はとても気になっていました。映画MINAMTAで、海洋に汚染水が流れ、水俣病が発生したようなことにならないか、不安でした。
個人的に、東京電力に強い怒りを感じます。もちろん政治家にも。東電で働く人たちも被害者です。
読みやすい、参考書のような様式で書かれているので、中学生以上だったら誰でも理解できるような作りになっています。多くの人に読んでほしいです。