脳卒中で倒れた著者のリハビリから学長業務への復活までの記録。楽観的に運命を受けいれる著者のバックグラウンドに「知識は力なり」がある。脳の可塑性に対する理解。ダーウィンの進化論をベースにした「運と適応の力」の説。(何がが起こるかは誰にもわからない。ただその場所の環境に適応したものが生き残る。運とは適当なときに適当な場所にいること。その場所に居合わせたとき、どんな適応ができるか。すなわち、どんな意欲を持ってどんな世界にしたいと思って動くかは、自分の意志次第。)またコロナ後の世界の変化への言説にも共感。