芸人さんの話し方で思い当たるところが多々あって、「あれらはテクニックだったんだな」と、とても興味深かったです。
ただ、普段、芸人のようなテンションで話すわけではなく、穏やかに普通に話したい場合、参考にできることはあまり多くないと思いました。
もう少し、幅広い年代に共通して使えるようなテクニックに消化していただけたら、良著だったかもしれません。
また、全編通して、関西弁の面白さや語感に頼るところが多く、標準語の場合だとニュアンスがかわってくるのでは? 使いにくいのでは? という部分もありました。
「なんでやねん一択を卒業しよう」というテーマについては、「いや、使わないし…」と思いました。
最後のページの芸人タイプに関しては、完全に必要なかったですね。
「おもろい話し方」とはいえ、あくまで「芸人さんが使っているテクニックの解説書」という印象で、どうやって一般人が消化して使うか、に関しては、あまり筆を割かれていなかったので、少し残念でした。