戦国時代の末期を舞台にした、城を守る側の石垣造りの専門集団の穴太衆と城を攻める側の鉄砲鍛冶集団の国友衆の戦いをテーマにした物語でした。どちらのトップも最強の自分達の技術が世に広まれば、戦乱は終わり恒久平和が訪れると信じているような感じだったが、それは違うよねと思いました。特にどんな防御も無駄な最強の兵器を誰もが簡単に手に入れられたら、平和どころか恐怖の世界でしかないと思う。それはそれとして、最後の戦術を無視したような石垣vs大筒の対決は面白かったです。後、普段使わない難しい漢字が沢山出てくるので、私は読むのに結構苦労しました。