表紙の建物は7階あるので端島小中学校だと思われます。
この本に載っている写真が撮影されたのは世界遺産登録される前のようです。
今の軍艦島は刊行時より崩壊が進んでいるんだろうなと思うと一抹の寂しさを感じます。
全てのページではないですが、見開きの片側ページが写真、反対側に詩というスタイルで詩がノイズのように感じていました。
ですが、後書き部分にあの詩は軍艦島の65号棟最上階の幼稚園に書かれていた落書きだが今はないもので、この詩が写されていた写真をたまたま見た事がきっかけで著者の佐藤さんがこの本を作る事につながったそうです。
その事を反映して見ると、言語化しづらいが何故か納得してしまう今は存在しない詩と、佐藤さんが長崎市役所観光推進課と世界遺産推進課の協力を得て撮影された数々の写真を併載する必要があったんだなと思いました。