最初は旧5千円札の人が武士道なんて書いていたのか位にしか感じていませんでしたが、本書は旧5千円札の新渡戸稲造さんがいかに偉大な事を書き記していたのかがよくわかる一作です。そしてよく時代劇や歴史で学んだ武士のイメージが変わります。武士の武士道とは死ぬこととみつけたりなんて言葉がありますがこの言葉も別に死に急ぐという意味ではないし、武士の教えをわかりやすく、主人公の大正時代からタイムスリップした女性が教えてくれます。ストーリーも魅かれるものがあり、すぐに読破してしまいます。武士の教えは現代社会に必要な物ばかりです。自分を見つめなおしたい人におすすめです。