ジャケット並びに、ネット情報ではロシア語のオリジナル音声と日本語吹き替えしか表記されておりませんが、もう一つ英語音声も収録されていました。ただし、日本語吹き替え以上に違和感があり…やっぱりオリジナル言語で視聴した方がいちばんしっくりきましたね。冒頭、日本の震災シーンからはじまるなんていうのは、日本人から見ると、ちょっとあざとさも感じてしまう。映画の本筋は、タイトルでわかるように、第二次世界大戦中に起きた独ソ戦、最大の戦いを描いたもの。ただ、ロシアの兵隊さんたちが、いかに素晴らしかったかをほめたたえる内容ですので、敵から奪還後、前線基地として籠城したアパートに住んでいた一般人の若いねーちゃんとの、ホームドラマチックな交流にドラマの焦点を置いているので、ハリウッド映画の「パールハーバー」で感じたような、戦争映画らしからぬ退屈さを感じてしまう部分もあり。でも、まぁ…お金がかかっている映画には違いなく、ドンパチはそれなりに派手。ホームシアター利用者がサラウンド映画として楽しむ分には、初リリースで廉価価格で購入できるのはけっこうお買い得だと思う。枢軸軍が燃料タンクに仕掛けた爆弾を爆破させる最初の見せ場の戦いなど、お腹に響く重低音がなかなか魅力的でした!