SF大作なのに何度見ても泣ける。ノーラン監督お得意の色んな伏線を引きまくった展開。なのに、彼は絶対そこに人間ドラマを組み込むのを忘れない。時間を超えた親子の再会が涙してしまう。そして、宇宙の不思議に触れるザッツ・科学なのにその神秘に触れても泣けてしまう。
当初、スピルバーグがこの映画を指揮する予定だったけど、その時にはこんな人間ドラマは脚本になくもっと絶望的なラストだったそうで、ノーラン監督が手を加えて違うラストにしたとのこと。大正解です!!
量子物理学で多くのことが解明される中、「あちらの存在」は否定できなくなっている。それを「愛」で解明することもある意味今の最先端の解明方法。スピルバーグではシュールできっとそれができなかったんではないかと思う。
いつも「ええ~??」ってストーリーと映像をぶち込んでくるノーランさん。でも、絶対そこに人間の愛情も忘れない作品作りがやっぱり大好きです。