ほんとうなら、タモさん自身がエッセイを書いてくれるのが一番良いのですが。
タモさん自身の言葉を知りたかったので、第三者の主観がなるべく絡みすぎていない本を探していました。
他のタモリ本を読んでいないので比べようがありませんが、タモさん自身が過去に発した言葉の引用が多いこちらの本は、タモさんの考え方や思想や哲学を知るのに、近いのかなと思いました。
あとがきを読むと、いいとも終了が発表される3年も前から企画された本なのだそう。
筆者が『僕が書きたかったのは「僕のタモリ論」ではない。凡庸な僕の考えなんてどうでもいい。』とおっしゃるのに、タモさんへの深い愛と敬意を感じます。