フジテレビでの特番を見た時に、何を伝えたいのか散漫で、本人以外の不必要な登場人物、時間軸が行ったり来たり、まるで1時間番組を2本見させられたような内容に『はたしてこの内容で商品化出来るのか・・・?』という一抹の不安を抱えつつ、予約しました。本日到着したばかりの商品を早速開け、内容を一通り鑑賞しましたら・・・おやおや?あのTV特番は何だったのか?というくらいに極めてまともな作り。バンクーバーシーズン後の4年間を丁寧に、時間軸にそってまとめられていました。個人的に面白いなぁと思ったのは、浅田真央さん自身が、トリプルアクセルがハイリスクローリターンとされている現状のルールに思う所があることを明言しつつも、そのルールの中で正攻法で闘うためにあえていばらの道を進んでいることを説明しているシーンと、なぜタラソワコーチがソチオリンピックシーズンにラフマピアコン2番とともに『美しき青きドナウ』を選曲していたのかが明かされるシーンです。演技内容に関しては、著作権法上の都合で音源の差し替えがあるせいか若干の違和感は拭えませんが、こればっかりは仕方ないですね。
個人的には、2013世界選手権フリーの白鳥の湖(6種類の3回転ジャンプが認定され、6年振りにパーソナルベストを更新した演技)をぜひとも収録して欲しかったので、星4つ評価とさせていただきましたが、内容には非常に満足しています。