最近、各出版社がこぞって"がま口"本を出版するので、どの本がいいのか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか?
私自身も「えーっ、先月も購入したばかりなのに、また新しいのが出てる~!!」ということで、今回が"がま口"レシピ本3冊目になります。
この本は個人的にはオシャレで幅広く活用できそうですが、がま口に初めて挑戦する方には他の本をお薦めします。
何故なら、この本に載っている口金は一番小さくても10.5cm、大きいものは39cmになり、百均ショップなどで手軽に入手できる大きさの口金を使ったレシピはありません。
さらに言えば、材料の書き方がちょっと不親切です。
…というのも、使用した口金に合わせて材料が記載されているので、"持ち手"までが口金と同じメーカーの型番表示になり、長さ等の記載がありません(画像2参照)。
これでは、他の材料を使用する人には何センチの持ち手を準備すればいいのかわかりません。
全て純正品で揃えようと思えば、材料費だけでかなりの金額になってしまいますし、型が廃盤になってしまえばレシピ本自体が使えなくなってしまいます。
せっかく素敵なデザインが多いのだから、型番だけでなく、材料の適正サイズは記載した方が親切です。
…と辛口になりましたが、ご参考までに今回作ったバッグの紹介です。
39cm口金用のレシピですが、私が使用したのは40cmの特大サイズ、1~2cmの僅差であれば、型紙の中心線から左右対称に差分を加減することでサイズ調整が可能です。
布地は、国産リバティ限定のストロベリー・シーフ、つや消しビニールコーティング地を使用しています。
私は鳥好きなので、この柄が大好きなんですが、柄が一方方向のため、レシピ通りにバッグの底を「わ」に裁つと、後ろ側が反対の向きになってしまうので、2枚断ちにしています。
そして一番の難関は、袋部分が出来上がって口金を嵌める時。
今までは20cmの口金でもボンドまみれになってギャーギャー言っていたのに、今回はその倍の長さを嵌めなければいけません。
気合を入れたので何とか乗り切りましたが、ここで失敗すると材料が無駄になってしまう可能性があるので、がま口初心者の方はくれぐれもご注意下さい。
がま口は、ある程度の数をこなすと要領がわかってアレンジするのも楽しくなってくるので、この本は2冊目としてお薦めしたいと思います。