私は本書の監修の秋保先生の教えを受けて、平成25年の社労士試験に合格した者です。
本書は社労士受験の本格的な基本書として初めて出版されたものです。主な条文や要件、判例や通達、過去問(重要なものは20年前ぐらいのものも)まで社労士試験に必要となる重要事項はほぼ網羅されています。(本書が出るまでは受験生はみな分厚い条文集を持っていたらしいです)
毎年法改正や試験の傾向にあわせて修正を重ねているので、特に独学性には安心して利用できる本だと思います。平成25年の出題傾向を見ても、特殊な問題以外はほぼ本書でカバーされているのでわざわざ高い金を出して予備校のテキストを入手する必要は無いと個人的には思います。
とはいえ本書を完全に独学で読んで理解するのは大変困難であり、私は講義にあわせて購入したCD(うかるぞ社労士のCDとまる覚え社労士のCDがあります)を何度も聴いて理解学習を進めていました。短期合格者はCDやDVDを活用している人が多いので、本シリーズのCDやDVDの併用がおすすめです。(本の中にチラシが入っていると思います。“うかるぞ社労士受験講座”と検索して探すこともできると思います)
2014年版はカラフルになって、各条文の趣旨がわかりやすく書かれたりしてより初心者向けに改善されたと思います。
私は本書を基本書に「まる覚え社労士要点整理」で重要点を把握し、「一問一答」「5年過去問」「予想問題集」などの一つ一つの問題を何度も反復学習することで何とか合格することが出来ました。