涙が止まりませんでした。私自身も里親で猫を飼ったという経験が幾度かあります。まだ目の開いたばかりの白い子猫が、人間に投げつけられたとしか考えられない四肢骨折をして、公園で見つけられました。獣医さんには安楽死と告げられたのですが、の小さな女の子は歩こうとしたので手術を決意し、1ヶ月の入院の末、見事生還しました。ただ、大所帯の中では小さくなって暮らしていて…。そんな真っ白で青い目の彼女は、歩くと骨のでっぱりが少々見えてしまうのですが、大所帯から我が家に来て以来、生き生きと暮らしていました。その頃の、小さな姿、うつくしい瞳にそっくりで、わさびちゃんについ涙してしまいました。地域猫とのつきあい方がそれぞれの場所、人たちによって理解され、一匹でも、健気な命が失われることのないよう祈りつつ、この本の収益が保護などに使われるのであればと、購入しました。ネットのヘビーユーザーなのでツイッターを閲覧するのでもいいかなと思ったのですが、『本』として手元に残して置きたい、宝物です。