劇場でも観ましたし、前から気になっていた映画です。楽天イーグルス優勝のおかげで390円で購入できました。
皆が皆25歳で成長が止まり、「お金」=「寿命」となる世界。コーヒー代もバスやタクシーの運賃もホテルの宿泊費も「寿命」で支払う。
富裕層の人間の寿命は100年以上、ワイズとなると1000年を超える。アマンダ・セイフライド演じる、富豪ワイズの娘シルビアでさえ余命10年、ジャスティン・ティンバーレイク演じるウィルら貧民となると余命が1日に満たないこともあり、まさにその日暮らし。一握りの富裕層のために、大勢の貧困層が虐げられ、下支えするという現実の世界がもっと露骨に(解りやすく)描かれます。
富裕層は寿命がたくさんあるので焦る必要がなく、決して走ることもないし食事もガツガツ食べない。一方、貧困層は寿命がないので走るし何事にも急いでいる、というのも面白いですね。これが富裕層と貧困層とを見分ける手段にもなります。でも、ダイエットや趣味としてジョギングをしている人は現実には存在しますがね。
ストーリーには設定ほどのひねりがなく、ちょっと残念。
皆が25歳以下という設定なのですが、「この人が25歳?」という見た目の人がいるのはご愛嬌。