まだ学生時分に映画館で観た記憶が、今も鮮明に焼き付いている、そんな名作の中の名作。
思わず原作小説も購入して読み耽り、気づけばスティーヴン・キングのファンになっていたのも懐かしい思い出。
それまでキング原作ものはホラーばかりであまり興味を持ってなかったんですが、これを境に色々と読みまくったのですが、やはりこの作品は飛び抜けて出色。原作に一部だけあったホラー要素を綺麗に払拭して、万人受けする形にして少年たちの冒険譚という映画に仕上げている手腕は未だ色褪せません。
主演のリバー・フェニックスの存在感がやはり半端なく、役柄そのものでチームを引っ張り、他の役者陣も瑞々しい輝きを放ち、アンサンブルが相乗効果でもって静かな感動を呼び起こさせてくれる。亡くなってしまったのが悔やまれる若手俳優の代表格。
ちなみに、後に「24」で注目されるキーファー・サザーランドがこの作品で大きく注目された、というのも一興。