欲しい欲しいと全身で泣きわめいている様な男で、痛いばっかりの人間像。 そうきたか～。確かに・・・この男、受け心理の強いキャラ。制するのは元ヤクザ。男気と思いやり溢れる度量のある人でした。 この男を可愛いと思える位のキャラを持ってくるしかない!!! 好みキャラではないので☆1個マイナスだけど、楽しく読ませて頂きました♪

『夜明けには優しいキスを』で主人公である恋人に暴力を振るっていた加瀬の、その（別れた）後の物語です。 前作で加瀬のことが気になっていたので、彼のその後が読めて嬉しかった！ 加瀬がちょっとでも気になっていた方には、オススメです。 もちろん、この一冊でも充分読み応えあります。

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフ｡前回は攻めとして出てきた当て馬キャラが受けに変わるので苦手な方はご注意を。 それぞれに過去が色々ある設定はいいとして今回のは受けが口下手すぎて読みにくかった｡口数激少で無愛想すぎてリストラに合った受けが次の職を探していたある日パン屋のバイト募集に目をとめる｡中にはパン屋にはおよそ似つかわしくない大柄で強面のおやじとパン職人の母と子がいた｡恋にも人間関係にも臆病になっている受けは包容力のある３８歳イケメンの攻めが好きだと気づくが何も始まってないのに無理だと言われてしまい･･。シリアス系ですが母と子がふんわりした空気を作っているのでさほど暗くなりすぎずまあまあでした｡オヤジがお好きな方はどうぞ｡あと黒猫がすきな方も｡

スピンオフのおはなしでした。 気になっていたお話なので彼が幸せになってくれてよかった。心の傷はなかなか治りませんね。ぜひ続編を書いていただき、2号店で笑って幸せな２人が見たいです。