禅の教えは深く濃密なので、 私の語るべきことはありませんが、 モデルとなっている栗山千明さんを通じ 感じられる禅の所作の美しさだけは、 万人にも伝わるものでしょう。 栗山千明さんは、バレエをしていたこともあり、 姿勢やプロポーションの良さは折り紙つきですが、 それを差し引いても、『ZEN』の美しさは 和漢洋問わず相通ずるものがあるのだなと感じました。 写真を眺めているだけで心が洗われる一冊です。 ちなみに画像は裏表紙です。

禅をしているわけではないが、題に惹かれて「身体と心が美しくなる禅の作法」を読む。 栗山千明さんが最初の方のモデルを務め、星覚さんと特別対談をしている。 栗山さんの所作の美しさが、この本で語られていることを具現しているような感がある。 只管打坐ということばを知ってはいるが、息を調え、身体を調えるということが、これほど大切だと思わせられるのは、この本の功徳だろう。