原発事故のこれまで、そしてこれからの私たちに起こること。起きてしまった過去は変えられないが未来は変えられる。

原発の現状について、厳しくとも真実を語ってくれる方は、 恐らく両手の指で数えられる程度しか、いないでしょう。 まして、原子力の専門家となると、本当に少ない。 そんな稀有な存在のお一人、小出裕章先生が、 多忙な中、事故後に書き下ろしたのが、本書です。 気休めの戯言ではなく、本当の事実と情報を得たいと思う方に、お勧めです。 -------------------------------------------------------------- 残念ながら、福島は、そう簡単には収束してくれません。 悪夢のようですが、起きた事は消せません。 お勧めと言うより、必読の書と言っても良いかもしれません。 -------------------------------------------------------------- ちなみに、小出先生の肩書は、京都大学の助教です。 「助教」は、助教授の事ではなく、助手の事です。 数年前、助教授は准教授、助手は助教に、名前が変わりました。 約40年、助手のままとは・・・。ご本人が、さばさばしているのが救いです。 -------------------------------------------------------------- ところで、楽天ブックスは、本書に限らず、 在庫ありでも発送が遅かったり、 その事について改善を求めても、まともな返答が得られなかったりと、 正直、配送サービスその他に難ありだと思います。 お急ぎの方は、あらかじめ覚悟して発注したほうが、良いかもしれません。

今朝、届いて一気に読んでしまいました。 やっぱり原発はいらない！ それが答えでした 一部の企業利益だけの為のものでしかなく、後世に引き継がせるには あまりにもリスクが大きすぎるものです 国会議事堂の隣に原発を建てるのなら、安全を信じられますが・・・ 早速読み終えた本を、知人に貸しました 購入されたら、是非周りの方に読んでもらってください

今までの生活、価値観をすべて覆してしまう原発事故。一刻も早くすべての原発を停止してください。 それとも、次の原発事故が起こらなければ分からないのか、まだ、理解できないのか、とても悲しい。 イタリアは、国民投票。 日本は、総理退任要求？ テレビは、プロ野球とお笑い。 ふざけないでください。 子どもたちを、どうするんですか。

本書は、40年間にわたって原発に反対してきた著者の手によって、東日本大震災のあとに書かれたものです。原発の抱える技術的な問題、現在日本にある原子力関連施設の問題などが、大変明確に指摘されています。 他の専門家で意見の違う人もいますが、いろいろ読み比べる中では、説得力のあるほんの1つと思います。 いろんな人が書いてますが、原子力発電がなくても、日本の電力は全然困らないようですね。 武田邦彦先生の本も参照してみるといいでしょう(写真の本など)

震災が起きた３月１１日から５月にかけての状況を踏まえての内容なので、とてもタイムリーで引き込まれるように一気に読めた。ＴＶでは、原発が稼動していない結果、電力が不足している印象を与える情報を流しているが、それは全くのウソであることや、仮に原発が問題なく稼動したとしても、結局は環境に多大な悪影響を与えること、そして、すでに原発の存在自体が子々孫々対して背負いきれない程の負の遺産となっていること等など、驚きというより心が痛くなるような内容だった。その他にも、普段知ることの出来ない事が分かりやすく書かれている。巨大企業と、スポンサーである企業の都合の悪い情報を隠蔽せざるを得ないマスコミからの情報に惑わされないよう、私たちは気をつけなければならない。

広瀬隆氏の反原発本は随分前から 読んでいましたが、この先生の 本は原発事故があってから 初めて読みました。 広瀬隆氏の『福島原発メルトダウン』 （広瀬氏は一部ではトンデモ本扱い ですが、結局は広瀬氏の言うとおり になってしまいましたね） を先に読みましたが、両氏とも 安全な原発などないし、安全な 被爆量など存在しない、という 見解は同じです。 武田邦彦氏もまあ、同じような 意見ですが、原発に代わる代替 エネルギーとして自然エネルギー （太陽・風力・水力・天然ガスetc） に対する考え方はかなり違い、 武田氏は自然エネルギーも 環境に負荷をかける、という 考えのようですし、 「プルトニウムはそれほどたいした 危険はない（ヨウ素の300倍くらいの 毒性）」と言っています。 さて、この本を読んでいる最中、 海江田氏及び首相が原発再稼動 の方針、のニュースが。 もし、本当に安全と言うなら、 わが国でもドイツ気象庁のように 放射能拡散予想をきちんと 出したら如何でしょう。 現状はまるで改善されていないのに まるで何も無かったように 日々原発のニュースが減って 政争に明け暮れている日本、 不気味ですね。

起きてしまった過去はかえられないが、未来は変えられる、とまえがきは始まる。 “安全な被曝”は存在しない！ 推進派が唱える、核燃料サイクルの破綻、経済性のウソを指摘し、今後の原子力利用の方向性を唱える。 放射能の危険性を訴えて続けて40年“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖。 福島第一原発事故以降、危険性が明確になっの日本のエネルギー政策を考えるための参考書。 【目次】 まえがき 第１章 福島第一原発はこれからどうなるのか 第２章 「放射能」とはどういうものか 第３章 放射能汚染から身を守るには 第４章 原発の“常識”は非常識 第５章 原子力は「未来のエネルギー」か？ 第６章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない 第７章 原子力に未来はない

発売日の翌々日に本屋になかったので、マイナーな扱いなのかと思いきや、売り切れとのこと。（近所の本屋３軒まわりましたが、３軒とも売り切れ・・・） それで、ネットで購入しました。 が、８日経過しても未配送です。 いったい楽天ブックスは在庫管理どうなっているのでしょうか？ ポイントに惑わされずamazonで購入すればよかった。

以前、建築関係に勤める友人と、某地域にある原燃ＰＲセンターに見学に行きました。 『放射能はどこにでもある』『放射能を発しない物はない』という説明が多く、私は何気なく「そんな物か」と受け止めただけでした。 しかし「もし放射能漏れや溶融した場合の対処法が書かれていない。これでは安全を推奨するＰＲではない」ときつく評価する友人の姿を見て、日本の技術なら杞憂だと内心せせら笑った自分がいます。 恐れていたことが現実となった今、政府関係者も東電の発表も全く信じられません。 無知は本当に恐ろしい物です。 誰が嘘をついているのか、現実はどうなのか、私達はどのように対処しなければならないのか、今、意識改革が求められています。 自分自身を守るのは、大衆迎合で耳障りの良いＰＲではないという戒めのために購入しました。

小出先生は原発の真実を伝えてくれる一番信頼できる素晴らしい方です。この本は色々な方に読んでもらいたいものです。

私は原発の被災者です 原発は収束どころか 悪化のようにさえ感じます 国も東電もマスコミも 誰も真実を語りません もうふるさとはダメならダメといわれた方が 諦めもつきます 小出先生は真実を語る貴重な先生です 大袈裟だとか言う人もいますが…正直に語ってくれてると思います 子供を守りたい人 本当の事を知りたい人は是非とも読んで頂きたいです 原発は悪の何者でもありません 悲しみを産むだけです

◆小出先生は東京電力や政府がだしている情報をもとに分析して書いているので、正確な情報だと思うし信頼できると思います。 ◆「たかが電気のために」大きすぎるリスク。ほかに何もあてがないわけではないのに変ですよね。電気料金的にいうと事故を起こした今 何よりも高いエネルギーになっちゃったんではないでしょうか、そしてそれを負担したり被害を受けるのは私たちであるという矛盾した思い。 ◆小出先生は自分に対してとても厳しいです。テレビも見なければエアコンも使わずエレベーターもエスカレーターも利用しないようです。そして今回の事故によって農家や漁師が職を失わないために 子供や妊婦さんには安全なものをたべてもらって、子供のいないある程度の年齢の大人たちが責任をもって汚染された食物を食べようと言っています。こんな風に考えられる人っていないんじゃないでしょうか？私はそういう風に初めに考えたのですが、主人に食べさせるのにそういうものを買うという行為が怖いです。 ◆いくら電気は足りるはずと思いつつも、やはりある程度の節電は心がけるようになりました。 ◆小出先生のような 原子力の専門家が原子力を反対する。後継者はいるのでしょうか？いなさそうな気がして今後が心配です。

原子力発電所は環境にやさしいというのが、とてつもないでたらめであることがよくわかった。仮に事故を起こさなかったとしても、半永久的に管理が求められる放射性廃棄物の管理や、ウランを採取し、濃縮加工する際に使用する化石燃料から排出される二酸化炭素はどれくらいになるのか？また、ウランの採掘可能年数は意外に短く、ウラン燃料には将来性がないという事実からも目をそらしてはなるまい。さらに、原子力発電所を運用している国の中で、地震多発地帯に原子炉を立てるのは日本だけだというのも変だ。多くの人がこの本を読むことで、電力会社の偽善性・身勝手さと、原子力発電の欺瞞に気づくことで、原子力発電に対する風当たりが一層強くなり、この国から原子炉が消えてくれることを祈りたい。国家安泰、日本国繁栄のためには、原子力発電所の除去が求められる。今回の事故は想定外の事故ではなく、起こるべくして起きた事故です。

福島第一原発の事故以前から 誠実な学者として「原発」に対し発言・行動してきた著者。 今回の事故を契機に改めて書き下ろされた本書。 「起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる」 から始まりこの間の主張をトータルにまとめられている。 科学者としての見識を解りやすく説明し内容は説得力を持つ。 今回の事故で「原子力」に対しすこしでも疑念を持った人はご一読を。

一気に読んでしまいました 原発について、今までは知られていなかったことが書いてあります やはり原発はいらないです

この本を読んでますます原発は怖い、いらないと確信した。 機械には耐用年数があるし、正常に働くと保障される期間がある。 でも福島原発は４０年を１０年、２０年延長して使おうとしていた。 あの爆発でどこが壊れたか分からないし、また爆発しない保証はないし、圧力容器が吹っ飛んだら。 原発を推進してきた党の議員は、反原発を集団ヒストリーとまで言う。 あっちの原発では制御棒を落とす事故があり、こっちでは実はメルトダウンしてましたと事後報告。 近くに住む者としては生きた心地がしない毎日だ。

原発推進、あるいは反原発。どちらの場合でも、本書の情報は知っておいたほうがよいと思います。 利権。 住民よりも金の部分が多分にあることが、本書から十分に理解できます。 また、放射線の怖さも改めて認識できます。 こういったことを知って、原発についてそれぞれの言い分を聞いてゆくのが大切だと思います。 良い本です。 一応、私は第一種放射線取扱主任者です。

小出先生の主張はいつ、どこに行っても一貫しています。 現在の福島原発事故の見えない終息。 関東のホットスポットと 言われる地域に住む我が家は移住を決めました。 低線量の被曝の危険性の研究も発表されており 安全な被曝量などないとおっしゃっています。 日本全国どこに行ってもまだ原発は動いています… その安全策より電力不足を電力会社やマスコミが煽っていますが 原発を止めても電機は足りるのです… 原発を取り巻く問題点を鋭く書いています。本当にお勧めです。

批判的な立場での評価ばかりでなく、しっかりとした視点や見方を教えてくれます。専門的な内容が含まれますが、あっという間に読み終えてしまいます。 いろいろなテレビ番組を見るよりもずっとスッキリしますよ。

家族に頼まれての購入です。 原発事故が起こってしまった今、 ちゃんと知っておきたいと思い購入しました。 「起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる」

栃木に住んでいて、放射能汚染について気になっていたので購入しましたが、原発の危険性を訴えていた専門家らしく原発の危険性はもちろん、その背景までわかりやすく書かれていて正しく理解する上でとても参考になりました。価格も高くないので是非多くの人に読んでもらいたいです。

テレビでおっしゃっているのと同じ事が書かれていて分かりやすいです。 ここまではっきり原発の深刻さを伝えてくださると、目が覚めた気持ちになります。一読の価値はあると思います。

最近は原発についていろいろ報道されていますが、日本は報道規制されており真実は伝わってこないと思い、今回購入しました。福島原発よりも、もっと恐怖のもんじゅも再開されようとしており、改めて原発の恐怖を考えさせられました。

“こういう状況でなければ書けなかった本” かもしれません。 以前、書かれようと思っていても、きっと書くことはできなかったでしょう。 著者の様な考え方の方が多くないのは、残念です。

正しい情報を得て今必要な正しい判断をすべき時、何が正しい情報かをまず検討せねばなりません。小出先生は数十年に渡り、原子力の専門家の立場からその危険性を憂慮され脱原発を提唱されてきた方です。非公式ＨＰとともにチェックして損は無いと思います。まずはここから始めましょう！

小出裕章氏の原発本は実にわかりやすいです。テレビなどに飽き足らない人たちに多く読んでほしいです。

この本を読むと、原発を誘致した政治家や電力会社、嘘しか言わない御用学者やﾏｽｺﾐ、原発利権に絡む企業等に対して怒りが込み上げてきますね。政府（自民党は同罪以上）や東電の発表を見てると、国民の命よりも自分達の利権の方が大事らしい。 日本の技術力は世界でもﾄｯﾌﾟﾚﾍﾞﾙのような事を言っていたが、この本を読むと、技術力は大した事がないのが理解出来ます。また、今だに原発事故が終息出来ないのも納得が出来ます。そんな技術力しかないんだから、六ヶ所村の再処理工場や高速増殖炉｢もんじゅ｣は、絶対に運転させてはならないっていうのが、素人でも理解出来ます。 原発は麻薬と同じだと言いますが、絶対に手を出しちゃいけない存在だったんですね。

読んでいただきたいと思う内容です。 かつて原子力に夢を持ち、研究に足を踏み入れたという小出さんの、 とてもわかりやすく書かれた「原発のウソ」です。 これを読むと、「危険な原発はいらない」とハッキリ理解できます。 「放射能」や「原発」がどういうものか、汚染から身を守るのはどうするか、なぜ原子力には未来がないのか、地震国日本になぜ建ててはいけないか・・・？ 高速増殖炉「もんじゅ」や「プルサーマル」がどんなにとんでもなく危険なものかがよーくわかります。 「便利な生活を維持したい」愚かで欲深い私たちですが、未来の子孫から借りている地球を安全な環境で残してゆくため、今こそみんなで考えなくては！と思います。